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始まりの終わり

今年は一年が早かった。
4月に就任してからはあっという間。

期末が12月へと変わったので変則的。
自社と顧客のアップデートをテーマに走った9ヶ月間だった。

特に、新しいことを取り込む前に
自社組織の体系的な廃棄は徹底し
余分な脂肪分を削ぎ落とした年だった。

これまで大切にしてきた理念のWHYは継承しつつ
注力すべき事業のWHATを見直し、
組織運営や業務効率のHOWを思い切って変えた。

事業セグメントごとの部門以外でも
メンバー同士が全社横断的に関わって、
みなで組織のことを考える
横串プロジェクトも今期から始動した。

・オフィス移転プロジェクト
・人材目安評価制度プロジェクト
・多様性推進プロジェクト
・ブランディングプロジェクト
・採用プロジェクト
・就業労務管理プロジェクト

これまで裏方思考の強い組織であったため
自社のブランディングに課題を感じていたが、
対外的な発信強化の前に社内でやることがたくさんあった。
この過程がインナーブランディングだと思っている。

どれも私の一存で決めるのではなく
一人ずつの意見を出し合い
みなの考えをシェアしながらすり合わせていく。

わたしのSANKOではなく、
わたしたちのSANKOにしていく第一歩。

各自の学びと成長は組織の成長に繋がり、
積み上げた組織の集合知を活用して
顧客への価値を生み出していく。
そんなことを実感する一年でもあり。

期初に描いていたことの多くは
メンバーとともにチャレンジすることができた。

挑戦した結果うまくいったこともあれば
そうではないこともあった。

たくさんの「ありがとう」をもらう一方で
顧客からの期待に応えきれないことも
パートナーを振り回してしまうこともあった。

自らの至らなさが招いてしまったと内省しつつ
組織の糧にするための対話も重ねた。

一人ひとりが仕事を通してチャレンジをし、
成長をし続けられる環境はこれからも整えていく。


今日こうして一年の節目に色々と振り返りながら、
代表を継ぐ話が出た一年前に
自分の中で大事にしようと決めた言葉を思い起こす。

真摯さ。

どうなるか分からないけれど。
どうなっても真摯に向き合っていく。
そう決めた。

「真摯さ」とは何か。
定義しづらい言葉に
ひたすら向き合った一年だったと振り返る。

まだ始まったばかり。

まずは始まりの一年を締め括る終わりの日を
仲間とともに無事迎えられることに感謝。

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