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スロー、スロー、スロー

ペースを落としたい

スマホで検索したサイトが瞬時に表示されない。カッと頭に血が上る。

スピード化する時代に、完全に巻き込まれている。いや、巻き込まれに行っているのか。

自分からスマホを持つことを選んでいるわけだから。スピード化が進めば、自ずと待つことができなくなる。

列に並びたくない(これはスマホ以前からだけど)。信号待ちで右折の車に苛立つ。

とにかく、時代のスピード化に自分も順応しようとしている。

草刈りや庭造りで、なんとか中和しようとしているけれども、誤魔化しきれない。

それはそうだ。草刈りや庭造りの後に、すぐさまその様子をSNSにアップするのだから。

これは、いかん!と思ったのが、今週の週頭。Ⅹ(旧Twitter)とスレッズのアプリをスマホから消した。

イライラしてくるとⅩでガソリンを求めがちになる。主に政治ネタ。

ガソリンはそこら中にある。ほいほいと、そのガソリンを自分の怒りの炎に注ぎ込む。

怒りは膨れ上がる。不満は溜まる。不安が募る。スマホから手が離れない。

仕事上、PCを使わないのは難しい。スマホも無理だ。

ならば、触れ合う時間を減らすほかない。スマホに奪われた時間は、読書や子どもとも時間に充てる。あ、睡眠も。ゲームもいいかな。んー、ゲームもスピード化の要因になりそうだけど、まあスマホほど中毒になることはない。

朝起きて味噌汁を温める、同時にお湯をわかす。トイレに入る。モーニングページを綴る。歯を磨きながら新聞を取ってきて隈なく読む。ご飯を食べる。家族を起こす。呼吸する。身支度を整える。ゴミをまとめる。家族を送る。出勤する。

書いただけでゾッとした。タスクがあるのは仕方がない。我が家は分業制だから。問題は短時間の間でやることがありすぎることだ。

出社する。読書する。メールやスケジュールを確認する。コラムが乗っているサイトを隈なく見る。ウォーミングアップが終わったら、その日の仕事に取り掛かる。お菓子を食べる。仕事を続ける。お昼を食べる。TVerを観る。用事があれば外に出る。外に出たらプレゼンする。外から戻ったら残りの仕事をこなす。その間に打ち合わせがあれば打ち合わする。雑談もしまくる。

また書いてゾッとした。8時間の中でやることが多すぎる。そして、やれてしまうから、やってしまう。やれてしまうから、次々にやることが襲ってくる。息をつく暇がない。

帰宅後のことは書かないことにした。ぐったりするからだ。

スピード化は、効率的で暮らしを豊かにする。だが、失うものがある、なんて当たり前のことを書くけれども、当たり前のことを忘れがちなのがスピード化しているボクなのだ。

効率的にやることも、スピード感を持つことも大切。でも、それよりも呼吸を整えること、息をすることの方がもっと大事。ボーっとする。ここ数年の目標。これを、なんとか日常化したい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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