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「わたし」という国を運営する面々との会合


三連休が明けた。が、変わらず今日も何をするでもない時間を過ごしている。

この連休では15年の付き合いになる友人たちと会った。それぞれの「わたし」をどのような方針で運営していくか、自治に務める面々だ。「わたし」が抱える資源(体力や財力)をどのように配分していくのか。何を信じて、何を疑うか。言葉にならない靄を掴むために何が必要なのか。

5時間ノンストップで行われたそれは、お茶というよりも首脳会談と言ってもいいかもしれない。各国の政策における情報交換。鋭い質問に答えるべく言語化していくことは、思いがけない自分自身に出会うことにもなる。

友人たちの主義主張はきいていてとても面白い。どんどん掘り下げていくと1ミリも理解できない発想や感情の根源を知る。「そんな考えがあるのか」という単純な知の喜びと同時に、わかりあえなさを笑い飛ばせる関係でいられることに嬉しさも感じる。

自分の考えを押しつけるでもなく、相手を否定するでもなく、その在りようを事実として受け入れる土壌を持っているのだ。なんて豊かな人たちなんだろうと素直に感動する。
15年というほぼ人生の半分を通して、互いの人間性を知っていることがそうさせているのかもしれない。いやでも、それにしては長い付き合いを以て「●●な人だ」とカテゴライズするような発言もしない。何度考えても友人たち自身が最高だという結論しかでてこないな…。

わたしが自慢をもって誇れることは、最高の友人たちがいることだなと思う。ひとりふたりの話ではなく、本当にたくさんの人に寄りかかり、それはもうめちゃくちゃ甘えさせてもらっている。
これからの日記で何度も「友人最高」と同じことを書くに違いない。個人情報は漏らさないから許してね。

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