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集中しすぎるなと言われても
気づかないのだから、仕様がない。
「過集中による脳のオーバーヒート」
色々なテストや問診を経て、今日改めて医者に告げられた暫定の結果だ。「集中するとほかすべてがどうでもよくなる」という傾向は自覚しているが、そのどうでもよい事柄に「自分」を置いてしまったらしい。
そんなことある!?と思ってしまうが、まあそうなっちゃうのもわかると後方腕組みしながら頷く自分もいる。恥ずかしながら、その証拠とも言えるエピソードが(人から語られるのも)幼いころから多々ある。
とはいえ困るどころか、試験勉強だったり部活の試合中だったり物事を考えたり、様々な場面で上手く作用し助けられてきた面のほうが多い。集中してる間は思考がクリアになって、いちばん澄んだ状態でいられるから気持ちがいい。
何かに没頭できる気質は、どちらかというと自分の好きなところだ。
ただ、本や漫画の物語には結末があるし、試合にも終了時間がある。物理的で強制的な終わりで切らざるを得なかった「集中」が、仕事にはなかった。というか、楽しすぎて「あれもこれもしたくなった」というのが正しいのかもしれない。
が、その結果として休むことになったので「過ぎたるは及ばざるがごとし」という亡き祖父の言葉が痛いほど沁みる。
そんなわけで赤ちゃんが自身の手と足の感覚と存在を自覚するように、自分の感覚を掴まえて、まずは意識的に、いずれは無意識的にコントロールしないといけないらしい。
とうに二十代の半ばも過ぎて、今一度自分自身のものさしを見つめ直さねばなんて。
…まあ、でも面白いか。一生自分とは付き合っていかないといけないのだから、ここいらで自分のかたちをペタペタ触って、確認していく作業も必要だろう。
意識はしても、実際に行動に落とし込めるかというとまた別問題だ。次は「自分」に集中しすぎないといいのだけど。中庸を目指してゆる~~~く過ごす、を頑張っていきたいです。
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