さんかくキモノ日記②:5月京都など
5月某日
新幹線に乗って京都へ出発。京都駅についてからJR琵琶湖線に乗り換えて10分で大津駅へ。大津にはかねてから訪ねてみたいと思っていた「kimono tento」さんがある。
この日の着物はtentoで購入した縞々の着物。日本橋きもの大市で買ったものだったと思う。サイズは小さいがとても可愛い。
新幹線に乗るので中にはしまむらのグリーンのシースルートップス、下のパンツもしまむらと楽ちんなスタイルで。帯はピエロ柄の半幅帯を一応駅のトイレでしめなおしてから行く。共布で作ったのかと思われるようなベレー帽をかぶれば全体的にバランスが取れたように見えると思う。
tentoさんにおすすめしてもらった古民家カフェの「マルレ」でランチをいただく。お店のマダムに大変着物をお褒めいただき恐縮する。おすすめされるだけのことはあって大満足のランチをいただき、ついにtentoさんへ到着。可愛い外観はSNSでずっと見ていたが、ついに訪問したぞ!と感無量。tentoさんと出会った頃はまだ実店舗はお持ちでなく、着物の催事でよく東京にいらしていたのだ。広いお店の中も実に可愛くて、何より店主のはるかさんの明るい笑顔が幸せな気持ちにさせてくれる。丁寧にご案内いただいたので、お店の様子はショート動画とYouTube動画になる。(ショートはあちこちにアップ済み)あまりに素敵なお店で、これは動画つくるのが大変だ・・・と戦々恐々。もちろん買い物をしてしまった。アンティークの夏着物を数点購入し、大満足。
その後京都へ行き友人と合流する。友人はどこかの寺に行っていたらしいが歩きながら古物商いの店舗を発見しアンティークの帯を手に入れていた。着物女子はすぐ買い物をする・・・。
割烹の大将に教えてもらい今年初のホタルを見に行く。
5月某日
前日に大津tentoで購入した紫にピンクやグリーンの入った華やかな絽の着物を着た。昨日も会った友人と東福寺へ。その後は蕎麦や珈琲など寄り道をしながら堀川丸太町にある「戻橋」へ行く。ここは店主のこだわりが感じられる妖しげな古民家。しかし着物好きならまずは行ったほうがいい。3階にある商品は全てが500円。初訪問であった友人は帯や着物など実に7点の買い物をしていたような。私は500円スペースでは萩の夏帯を。しかし戻橋の本領は1階だと思っている。数万円するもが多いがアンティークの逸品はぜひ見ておくべき。出会ったら買うべき。着物は沼。インスタをいつもご覧いただいているという方々数名にお声をかけていただく。恐縮するが大変ありがたい。
その後は友人ついていき彼女の居合の稽古を見に行く。ここまで活動して疲れたので着物をヒグチユウコのエコバックに突っ込み洋服で行く。が、道場でもインスタをご覧いただいているという美しい着物女子がいてやっぱり着物で来ればよかったと後悔する。気軽に脱いだらいけない。
居合はかっこよかった。私にはできなそう。
5月某日
28度予想の京都。この日はぼかしの夏着物。やはり前々日tentoで買った着物に前日戻橋で買った夏帯を。買ったものはすぐ着るタイプ。
いつも観に来ている「演劇秘密結社ピー・ピー・スー」様の舞台へ。大変素晴らしいアンティーク着物をお召しの方々にお声がけいただきまた嬉しい。あんなお洒落な方にもご覧いただいているのかと思うとむずむずしてしまう。舞台は最高に素晴らしかった。まさに絵巻物をいうのが相応しい世界。着物姿は乱れても狂っていても絵になるなぁなどと考える。
心配された暑さだが、そこまででもなく安堵する。少し風があったが絽がなめらかに身体に沿ってきて大変に気持ちがいい。夏着物は快適な着物だ・・・。
帰りの京都駅で前日別れたはずの友人と偶然再会してはしゃいでしまう。尚、着物は京都駅のトイレでアビエタージュのビクトリアンワンピースに着替える。新幹線でのんびり寝て、帰宅。
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