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さんかくキモノ日記⑥:着物デザイナーアトリエ訪問など。

6月某日
じりじりと暑い日、八王子へ行く。友人の着物デザイナー「重宗玉緒」のアトリエを訪問する。YouTube撮影のため、アシスタントの皆様と重宗さんにご協力いただいたのだ。着物のデザイナーがどんなところで制作をしているのかなんて興味がないわけがない。
この日はシノワズリな雰囲気ただよう重宗さんの金魚の浴衣をお借りした。浴衣といっても軽くて丈夫なセオαという素材なので単衣の着物といってもいいくらいだ。実に可愛い。重宗さんも最初の着物との出会いはアンティーク着物であり、しかし金魚のアンティークは人気がありすぎて値段が恐ろしく釣り上がっているので「自分でつくろ」と思ったらしい。素晴らしい。
帯は西陣織のサーカス柄。これまた可愛い。重宗さんの作品はウェブショップでも買えるし、7月頭には新宿高島屋でもポップアップイベントがあるらしい。ぜひとも一度手に取っていただきたい。「着物屋さん」というと行ったからには買わないといけないのではないかと思われがちだが、安いものでもないのにそう簡単には買えませんよ。まずは見てみて、そこから計画的に購入するのもはりあいがあっていいものです。
撮影は楽しく終了。ショート動画はすでにインスタにもYouTubeにもアップされているのでぜひご覧いただきたい。
実は重宗さんとは6、7年くらいの付き合いで一緒にパリも行ったし、ロンドンも行った。たまには仕事仲間で国内旅行に行くことも。今年も10月にスイスとパリに行く予定である。大変楽しみ。
八王子駅からほど近いスパイスカレーのお店でご飯をいただき、帰宅。

6月某日
表参道のフレンチへ友人たちと夕飯へ行く。充分に暑いので黒の夏着物。夏着物にハマった時にこれでもかという程に黒を購入したため様々な黒い夏着物がある。この日の着物はインカ文様というのか可愛い水鳥が白で描かれている。帯はフルムーンの半幅帯を文庫結びのアレンジで。文庫の羽根を長めにすると大人っぽくなるような気がするけれどどうか。お腹いっぱい食べる時は少しでも紐が少ないようにしていく。
昔きもの仲間の皆様と火鍋に行った時に調子にのって食べすぎて苦しくなってしまったことがある。あの時から「苦しくなっても脱げるように。食べる時は苦しくないように着付ける」を模索し始めたような気がする。
食事はフォワグラのクリスピーサンドなど面白いものが出てきて楽しい。大変カジュアルなフレンチで蟹のフレンチトーストが出た時に「若者向けだ・・・」と思った私はもうダメかも。最近パンやパスタなど小麦粉のものを食べると身体がだるくなってしまう。ワインばかり飲んでいるからいまさら小麦に気をつけてもだるさは変わらないかもしれないが。
お店で友人から「しつけついてるよ」やっぱりね。やるよね。ドジは大人になってもなおらない。

6月17日
明日は早朝から成田湯川だ。お世話になっているヘアメイクさんがオープンしたサロンで1日限りのセレクトショップをノリと勢いでやることになった。身内と勝手に思っている親しい着物店&着物ブランド様方に商品を委託していただく。大変楽しみでもあるがお店様たちの労力も使わせてしまったので売れなければ立つ瀬がない。成田は祇園祭があるからどうか成田の皆様浴衣を、、と祈りながら就寝。さてどうなる!?

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