見出し画像

kawauso編集長のぼやきVol.8「専門家には敬意を持つ」

編集長は普段、「三国志については俺に聞け!」的に

ふんぞり返っているけども、やはり専門家は凄いね。

考証学

編集長は高卒なので、細々した事は分からないけど

学問の分野には考証学(こうしょうがく)というのがあるみたいで

特に、清の時代に盛んになった学問だそうな

すごく簡単に編集長の理解を述べると、考証学は

経書のような文献を、現在の価値観や考えで理解するのではなく

その歴史書が書かれた当時の価値観に立ち戻って理解するという

なかなか大変な学問なんだそうな。

すごい話だよね、2000年前の時代状況や思想をつぶさに調べて

当時の価値観から経書を理解しようなんて、

エンタメの分野から入ってきたはじめての三国志の真逆だけど

これが面白いんだな。

どうして史記があるのに漢書があるのか素朴な疑問

例えば、司馬遷(しばせん)の史記は伝説の時代から始まって、

前漢の武帝の時代で終っている。

ところが、その後、班固(はんこ)が漢書を著わして、

前漢の草創期から王莽(おうもう)の簒奪までを書いた。

※だから、漢書は後漢書と区別する為に前漢書とも言われる。

指摘されるまで分からなかったけど、

漢書は史記と時代が大幅にかぶっているんだよね。

どうして、そんな複雑な事をしたのか?

それは、班固の史記への反発から発生しているんだって

つまり班固は、史記にダメ出しする為に漢書を書いた。

面白いよね。

専門家には敬意しかない

はじめての三国志には、最近、chopsticksさんが加入したけど

この人が清代考証学を専行している人で、

経書に関する沢山の事を知っている。

はじ三はエンタメ傾向が強かったけど、

こういう正統な経書研究の人がいても面白いなと思った。

学問として史書を研究している人は、やはり凄いよ。

編集長がヘッポコライターだという事が分かるからね。

これはもう敬意しかないものだ。

もうじき、はじ三のサイトにも記事が上がると思うから

興味のある人は読んでみてね。

目からウロコが落ちるよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?