大学を出なくても実力さえ証明すれば修士が取得できるオンライン講義(米国)の一覧
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
【主要なアップデート】
(2022.02.03)Courseraの奨学金制度を追加
0 はじめに
MITがオンライ講義で実力を証明すれば、大学を出なくても同校の大学院へ願書が出せるDEDPプログラムを始めたのが2017年。
MITが始めた、Performance-based Admissions という流れは他の大学にも影響を与え、今は複数の大学で似たようなプログラムを取り入れています。今回の note では、実力さえ証明すれば出願なしで入学できる大学院を紹介させていただきます。
1 Performance-based Admissionsの概要
通常アメリカの大学院へ入学する際には複数の書類を提出する必要がある。
■Bachelor’s degree
■CV/Resume
■Statement of Purpose
■Transcripts from all universities attended
■GRE scores
■TOEFL or IELTS - Required for International Students
■Letter(s) of recommendation (optional)
今回紹介する大学院は、オンラインの講義で実力を証明すれば上記の書類を提出せず、入学+修士学位が取得できます。
前述したMITのDEDPコースはこちらのnoteを参考にしてください。
Performance-based Applicationsを導入している学校は他にも多くありますが、今回のnoteではCoursera経由で受講できるコースに絞って紹介します。
2 University of Colorado Boulder
コロラド大学ボルダー校では2つのコースが選べます。
①Master of Science in Data Science
②Master of Science in Electrical Engineering
学校によって、Performance-based Applicationsの取り入れ方は異なっています。コロラド大学の場合、Pathwayと設定されているコース(下記図参照)を受け、「B」以上の成績でパスする必要があります。
3 University of Illinois Urbana-Champaign
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校では3つのコースから選ぶことができます。
①Master of Business Administration (iMBA)
②Master of Science in Management
③Master of Science in Accountancy (iMSA)
イリノイ大学の場合、Performance-based Applications の仕組みがコロラド大学とは違っていて、Courseraからではなくイリノイ大学のサイトから申し込む必要があります。
4 Arizona State University
アリゾナ州立大学の場合、一つのコースでPerformance-based Applicationsを採用しています。
アリゾナ州立大学の大学院ですと、MasterTrackコースで実力を証明することで入学することができます。「B」以上の成績でパスすればTOEFLやIELTSの試験も免除されます。
5 Courseraの奨学金制度
日本ではあまり知られてないですがCourseraやedXには奨学金制度(Financial aid)があります。
今回紹介したコースの多くも奨学金制度で受講することができます。対象の授業には、「Financial aid available(下記図参照)」と明記されていますので必要な方はぜひ活用してください。
6 まとめ
オンラインで学位が取得できるコースは年々増えています。しかし、仕事の経験やTOEFL/IELTS、エッセー、推薦状が求められる学校が多く、敷居が高いのも事実です。
今回紹介したPerformance-based Applicationsを採用する学校はこれからも増えると思っています。TOEFL受験料が$230ということを考えますとオンライン授業で英語力を証明するのがメリットが多い気がします。
Performance-based Applicationsの普及で海外大学へ入学する際の敷居がだいぶ下がってきていますので必要な方にぜひ届いてほしい情報です。
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