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Snipd + Podcast: 英語の聴く力を鍛える上で最強のコンビ!

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

【主要なアップデート】
(2022.03.11)SnipsをRoamと連動させる方法を追加

0  はじめに

2年前にポットキャストの文字起こしサービスとして Otter.ai を紹介したことがあります。

OtterAIは大変便利なサービスですがポットキャストの専用アプリと兼用する必要もあって、手間がかかるのも事実です。当時、文字起こしがポットキャストアプリで実現できたら良いのに、と思っていたのですがその願いを叶えてくれるツール(Snipd)を見つけましたので紹介させていただきます。

Snipdを一言でいうと「Highlight & take notes from podcasts」です。無料とは思えないクオリティのアプリですのでぜひ!

Highlight & take notes
from podcasts

ポットキャストを本を読むのと同じ感覚でハイライトをつけ、ノートが書けるサービスがSnipdです。アプリのインストールは下記のリンクからお願いします。

iPhone
Android

1  Snipdの特徴①:文字起こしとチャプターわけ

Snipdで再生するポットキャストは人工知能によって自動的にチャプター分けや文字起こしをやってくれます。

チャプター分け

文字起こしは再生画面にある「Transcript」をクリックしますと表示されます。

「Transcript」ボタンの押下で表示されるスクリプトの画面。

ご自分で作ったポットキャストですと人工知能による文字起こしとチャプター分けがまだ実行されてない時があります。その場合は、「Request」ボタンが表示されますので、ボタンをクリックしますと5〜20分で処理が終わり、新しく生成されたスクリプトとチャプターが確認できます。

2  Snipdの特徴②:ハイライト(Snip)

ポットキャストを聴きながらアプリの下にある「Snip it」ボタンを押下しますと前後の音源(約80秒)がスクリプトと一緒に保存されます。

Snipによって保存された音源はアプリ下にある「Snips」から確認できます。音源とスクリプトだけでなく、Snipした箇所のサマリーも作ってくれますのでなぜSnipしたのかを思い出すときも大変便利です。

一旦作られたSnipは、長さを調整するのも簡単にできます。

Apple AirPodsやGoogleの Pixel Buds、Amazon Echo Budsなどを利用されている方は、Snipd再生中にイヤフォンを3回タップしますと聞いていた箇所のSnipが自動的に保存されます。

Snipを作った後、なぜその箇所を保存したのか簡単なメモを書いておくのもいいと思います。「知的生産の技術」で梅棹先生は発見の重要性について次のように説いています。

「発見」には、いつでも多少とも感動が伴っているものだ。その感動が冷めやらぬうちに、文章にしてしまわなければ、永久に書けなくなってしまうものである。

Snipdでも、Snipを保存した時の感動を一緒に記録として残すのが大事です。

3  Snipdの特徴③:再生

ポットキャストを再生する方法は3つあります。
①音源全体の再生
②チャプター単位での再生
③Snip単位での再生

■ 音源全体の再生

ポットキャストを最初に聞くときは、音源の再生ボタンをクリックし、音源全体を聞くことをお勧めしたいです。この場合、スクリプト画面のテキストを選択し再生箇所を変更することもできます。再生スピードはニーズに合わせ、0.1倍速刻みで変えられます。

■ チャプターごとの再生

長いポットキャストの場合、チャプターのサマリーを見て、気になる箇所をピンポイントして聞くことができます。チャプター単位で再生する時もスクリプトの確認はできますが、全体を再生する時とは違って、テキストを選んで再生箇所を変更することはできません。

■ Snipした箇所の再生

アプリの下にある「Snips」のメニューから過去に保存した「Snip」を選択し、感銘を受けた箇所だけピックアップして聴けます。Snipを保存した時、なぜ保存したのかを書いておきますとあとてSnip単位で聞くとき便利です。

4  Snipdの特徴④:Listen Notesとの同期

Snipdは Listen NotesのAPIを活用したポットキャストのアプリです。Listen Notesのデータを利用していますのでListen Notesで登録されているポッドキャストは全て検索して聴くことができます。

Listen Notesと同期されていますのでご自分のポットキャストをListen Notesに連動させますとSnipdで聞くこともできます。

例えば、「英語で学ぶ、6か月」の教材を読み上げた音源の一部もSnipd経由で聞けるようになっています。

Snipdで「Self-Management, Grade 7」と検索をしますと次のような画面が表示されます。「Subscribe」のボタンをクリックしますとポットキャストに含まれている全ての音源が聴けます。

5  Snipdの特徴⑤:他のツールとの連携

Snipdで「Snip」して保存した音源は外部ツールと連携するのも簡単です。Readwiseとの連動を有効にしますと保存した箇所をRoam Researchなど、外部のツールへ自動的にエクスポートすることができます。

Snipd -> Readwise -> Roam Research の流れでRoamへ保存されたポットキャストの一例です。Snipされた箇所のサマリー、スクリプト、そして音源が全て連動される仕組みとなっています。

連動させる手順は下記のnoteを参考にしてください。

6  まとめ

ポットキャストを、本を読む感覚で、ハイライトをつけながら聞けるサービスがSnipdです。

iPhone
Android

特に、Apple AirPodsやGoogleのPixel Budsと一緒ですとまるで魔法のような感覚でポットキャストを聞く・ハイライトをつけることができます。

2022年3月には8000万円を超える資金も調達したようですので今後の展開がとても楽しみです。

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