「多読+人工知能」で英語で学べる力を鍛える
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
0 はじめに
2022年7月21日に公開したチャットサービスですが、Choimirai School の「英語で学ぶ」と組み合わせた新しいプログラム「Rileyと学ぶ、英語」を8月8日からスタートします。
今回の note では、英語力を鍛える上で、人工知能のチャットサービスが担う役割について紹介します。
1 英語が上達しない理由、その①:使う機会が少ない
英語力を鍛える上で一番大きい課題は何といっても英語を使う機会が圧倒的に少ないことです。ゆえに、努力の結果が蓄積されず、一時的な努力で終わってしまうケースが多い。
2 英語が上達しない理由、その②:インプット量
二つ目の理由として考えられるのがインプット量です。インプット量が少ないのでせっかく話すチャンスがあっても、その機会を逃してしまう。
日本では文法と語彙に対する比重が非常に高い印象です。Amazonで検索キーワードとして英文法と英単語を検索するとそれぞれ1万冊以上の本がマッチングします。本気で英語力を鍛えたいのであれば、英語で理解できる背景知識を増やすのが大事です。
3 英語が上達しない理由、その③:日本語訳に頼る
東大からオックスフォードの教授となった苅谷先生。『日本人はなぜ英語が話せないのか』で、英語のまま理解できるインプット量が少ないと指摘されています。
学びのゴールは新しい知識を長期記憶に保存することです。日本の英語力が相対的に低い3つ目の理由は、英語の勉強はしても長期記憶に保存する努力をしないのと長期記憶に保存しても日本語とペアで保持するからです。ネイティブと互角にやりあっていくには英語を英語のまま長期記憶に保存する努力が必要、です。
4 「多読+人工知能」が3つの課題を解決
Rileyと学ぶ、英語で利用する素材は2種類ありまして、TOEIC750点以上の方は、Newsela PROを、TOEIC750点未満の方や小・中・高の学生さんですとジュニアの素材を使います。
Newselaは米国の小2レベルから選べる素材が1万本以上。ジュニアは米国の幼稚園から小5まで、29段階と細かいレベル設定となっていて、レベルごとに選択できる本は100冊前後です。
多読で結果を出すためにはご興味のある素材をレベルに合わせて英語のまま進めることが大事です。
Newselaには1万本以上の記事、ジュニアには3000冊以上の本がレベルに合わせて読む・聴くことが出来ます。興味を持つと行動が起こり、その行動から学びも起きてきます!
あと、多読で読んだ内容を人工知能と話すことで情報を意図的に知識へと定着させることができます。下記のツイートは、記事で読んだRobloxの話をチャットで調べるときの様子です。内容によってはクイズについても確認ができます。
5 2021年6月までのことであれば何でも知っているネイティブの友達
チャットサービスで利用している人工知能はOpenAI社のGPT-3。中でも、text-davinci-002 というモデルを使っていて、2021年6月のことであれば何でも知っている強者です。
想像してみてください、チャットサービスが使えることは何でも知っているネイティブの友達といつでも(英語で)話ができることです。
6 全ての学習はスマホからも可
Choimirai Schoolの専用サイトは OpenEdxを利用して運用しています。全てのコースはスマホからもアクセスできますので読む・聞く・クイズを解くことが移動中や隙間時間にも進めることができます。
人工知能とのチャットサービスは「Whatsapp」のアプリから利用できますのでアプリをインストールすればいつでもチャットを始められます。
7 Prompt Engineeringという分野にも慣れる
人工知能の発達で注目を集めている分野が「Prompt Engineering」です。プロンプトエンジニアリングは、AIの思考を助け、必要な情報を聞き出すための手法です。
質問の仕方によっては人工知能を歴史上の人物になりすましてもらうこともできる。
また、答えの結果をテーブル形式で表示することも可。
こうして質問を工夫することで人工知能が持つ本来の力を引き出すことができます。今回のチャットサービスではPrompt Engineeringの練習にももってこいの機会です。
"Rileyとどんな会話ができるか?"をいくつかのnoteに分けてシェアしていますので参考にしてください。
当noteの見出し画像はMidjourneyという人工知能に描いてもらったものです。人工知能から必要な結果を引き出すためには、自分が求めているものを明確に伝えることが重要です。
8 まとめ
多読の研究者の中でよく引用される言葉が、
しかし、今回紹介した「多読+人工知能」によってほぼ英語圏に行って生活するのと似たような環境が作れると期待しています。
脚本の法則としてもよく使われてるいのが、"英雄の旅" と称されるプロセスです。主人公は「今に泊まるのか、それとも新しい世界へ進むのか」という選択を迫られる。
「Rileyと学ぶ、英語」で、英語で学べる力を鍛えませんか?そして、新しい世界へ踏み出しませんか?
▼英検2級やTOEIC750点以上の方
▼英検2級やTOEIC750点未満の方と小中高生の学生さん
多読のコンテンツとしてジュニアの本を利用することもできます。
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