Withコロナ時代、Roam Researchで書く作業ログ・勉強日記
こんにちは、Choimirai School のサンミンです。
0 はじめに
緊急事態宣言と共にリモートで仕事をされている方も増えていると思います。4月4日から昨日(4月18日)まで行った Choimirai School の個別面談でもリモートワークの過ごし方についての質問が多かったです。
5年間在宅勤務をしている僕が勧めたのは、作業ログや勉強日記をつけることでした。
学校も休校となっていますので、家ではお子さんも一緒できちんと時間を管理いないと、何も出来ず一日が終わってしまう日もあると思います。
仮に、5月6日で緊急事態宣言が終わっても元に戻るまで1年はかかると思って、ウィズコロナ時代に備える必要があります。
僕の場合、作業ログと勉強日記を Roam Research(以下、Roam)で書いてますので、今回の note では「Roam」で作業ログと勉強日記を書く方法とそのメリットについてシェアさせていただきます。
1 課題
Choimirai School の参加者から聞いた課題は、
■ 休憩や割り込みで仕事を中断し、作業に戻ろうとした時、「先まで何してたっけ…」と考える時間が長い
■ 忙しく過ごしたけど、振り返ってみると何をしたのか覚えてない
■ やろうとしてたことが意外と出来てない
■ 何をどう改善すればいいかわからない
■ 勉強の時間も意外と取れてない
作業ログと勉強日記を書くことで、これらの悩みの多くは改善されます。
2 方法:作業ログ
Roam では毎日、その日の日付が Title となっている「Daily Note」が作られます。
この真っ白なページにその日に「やること・やったこと」を書いていきます。毎日繰り返している作業があれば、テンプレートを作ってそのテンプレートからコピペするのも良いと思います。下記の図はテンプレートの一例です。
作業ログを書く時の重要なポイントは自分の頭の中に情報を残さないことです。もちろん、頭の情報をぜんぶ書くなんて不可能なこと、というのは知っています。 しかし、たいていの場合は情報を残しすぎです。
作業ログを書く時の重要なポイントは自分の頭の中に情報を残さないこと
情報が頭の中に残っていると他の作業をする時も、前の仕事が気になって目の前の作業に集中できな場合が多い。作業ログには中断の直前までの仕事だけでなく、思考と感情の流れまで記録してください。そうすることで、休憩や割り込みなどで作業が中断された場合も、直ちに元の仕事に復帰することが出来ます。
3 方法:作業の切り替え
多くの人がそうであるように、僕も複数の仕事を並行して行っています。 複数の仕事というのは、 例えば、
■ note を書く
■ 個別面談を行う
■ 新しい商品の企画・検討
■ オンライン授業などの勉強
■ ツイッターの投稿、などなど
並行してやっている、とはいっても、本当の意味で同時に複数の仕事ができるわけではありません。 一度には1つの仕事しかできない。つまり、 複数の仕事を切り換えつつやっているということです。 一つの仕事をやっていて疲れたら、別の仕事にうつる。
今の作業から離れる時必ずやっているのが、自分の頭の中に残っている情報を作業ログに出力することです。
Roam では Current Time を入力することも簡単ですので、作業の開始時刻と終了時刻を管理するのも容易です。
Roam の特徴の一つが双方向性のリンク(Bi-directional Link)ですので、Daily Note で「Daily Reading」のタイトルでその日に読んだ記事やドキュメントをまとめていきますと「Daily Reading」のページが生成されます。
すると、Daily Reading ページにはそれぞれの日に読んだ内容をまとめて確認することができます。この方法は勉強日記でも有効で、特定のトピックに対しいつ何を勉強したのかが簡単に追跡可能です。
4 方法:優先順位
Roam では TODO リストを作るのもできますので、その日までにしなければならないことは、#Today などのタグをつけて管理することができます。
リモートワークで急に難しくなったのが優先順位を決めることだと思います。今は OpenAI のCEOを務めている Sam Altman は生産性(Productivity)について語ったブログで優先順位についてこう書いてます。
My system has three key pillars: “Make sure to get the important shit done”, “Don’t waste time on stupid shit”, and “make a lot of lists”.
Daily Note に MIT3(Most Important Things)を記入してその3つだけは必ずやると決めるのもいいと思います。
5 効果
リモートワークになって、英語学習を含め日常のスケジュールをどう管理すればいいか迷うという声を聞きます。学校も休校なので在宅勤務ですと、お子さんも一緒で休憩や割り込みも多い。故に、作業に戻る時、「何してたっけ…」と考える時間も長い。
Roam Research で作業ログや勉強日記をつけることのメリットは、
■ 休憩や割り込み等の中断から、直ちに復帰できる
■ 一日の作業・勉強内容と時間割を可視化することで明日への反省材料となる
■ 書くことで、思考と感情が整理される
6 まとめ
作業ログや勉強日記をつけるのは、
1)未来への自分に対する手紙を書くこと
2)過去の知見を活用して複利で知識を増やすこと
最初は慣れるまで時間がかかると思いますが習慣になりますとリモートワークをより充実過ごすことができますので、ぜひ始めてみてください。