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Nebbiolo d'Alba 2019 Bruno GIacosa

ブルーノ・ジャコーザはどのワインも価格はひとクラス上ですが、中味も伴う偉大な造り手です。

ロエロ・アルネイスも他の造り手と比較するとひとクラス上の価格と内容がしっかり伝わっていると思いますが、このネッビオーロ・ダルバもひとクラス上だなあと実感します。

ひとクラス上というよりも、我が道を行くスタイルでもあります。ジャコーザらしい淡い色合いや、果実味に品があるんですよね。エレガントという言葉はジャコーザにこそ相応しい。

もちろん、もっと色も深く、濃密な果実味と力強いスタイルのネッビオーロを否定するものではありません。どちらのスタイルが良いかに正解はなく、そこは好みだし、使い分けできるといいですね。

旨味はありますが、旨味推しではありません。ロエロ地区のネッビオーロとなりますが、華やか過ぎないところにエレガントさを感じます。舌や口内全体に浸透するような飲み口で余韻も長い。飲み疲れしないのがとてもいいですね。

もちろん、そのバルバレスコやバローロは憧れですが、ネッビオーロ・ダルバだって、ジャコーザのスタイルと踏襲しているし、片鱗は感じていただけますよ。


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