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老虎菜(ラオツーファイ)でランチ喰ってきた。

神戸の著名な中華料理店は、案外、梅田にも店舗があったりします。本当は、この後の会場の近くにある(ヒルトンプラザ・ウエスト)広東料理・民生を考えていたのですが、ランチはおばさま達で長蛇の列、予約すら取れませんでした。ということで、阪神百貨店梅田店9階の阪神大食堂に入る、創作中華・老虎菜(ラオツーファイ)でランチ会です。

今回はランチ後にリッツ・カールトン大阪で開催される「GAJA・マスタークラス」の参加者さん達とお伺いしました。

デパートの食堂街ってあまり使わないのですが、最近は人気の店舗が入ってたりと賑やかですね。

セミナー後のテイスティングで(日本市場の)最新ビンテージを飲むことになるのを踏まえて、その古酒を持ち込ませていただき、先に(約)20年後を経験しようという趣旨です。

モダンな内装、創作中華らしい前菜でした。

Alteni di Brassica 1998 GAJA

このワインとの出会いは衝撃的でした。そして1998年が実は超絶優良ビンテージと確信したのもこのワインが最初でしたね。

液漏れしていましたが、液漏れ後かなりの年月が経過しています。液色をご覧下さい。液漏れしていたとはいえ、中味が外にでた状態で止まっておりますので、中味が酸化劣化していないのがおわかりいただけると思います。

GAJAがこのアルテニ・ディ・ブラッシカを格上げした理由がよくわかります。恐ろしいほどの熟成ポテンシャルを有し、いまだにミネラリーで新鮮ささえ感じる。まったく老ねた熟成感は皆無。非常にすばらしいソーヴィニョンブランです。

海鮮三種と野菜の炒め物を選びました。
このスプーンはなぜついてたのか謎です。

Sperss 1998 GAJA

名乗ってはいませんが実質バローロDOCGとなります。熟成感は感じますが、酸化ニュアンスを含む熟成香を顕著に感じるわけではありません。

タンニンと酸の角が取れてまるで粘性を感じるかのようなまったりとしたなめらかさ。ただ、バイオリズムとして落ちてると感じないのは、十分に溶け込んだ酸味があり、旨甘味を下支えしてるからです。

現行比20年でようやくこの状態になったかと感心します。ただ、現行比10年でもおいしく飲めるはずだし、さらに10年の熟成ポテンシャルは余裕であると判断します。

ごちそうさまでした。



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