見出し画像

Colterenzio|メーカーズランチ

コルテレンツィオ社メーカーズランチに参加してきました。場所はリッツ・カールトン大阪の和食、花筐さん。個人的に和食とのアッビナメントな企画は大変嬉しいのですが、敷居が高いわあ、緊張するわあ。

今回来日されたのは、コルテレンツィオ社のエクスポート・マネージャーのレティツィア・パシーニさん。和食は彼女のリクエストでもあったようです。

では、昼からこんなの喰っちゃっていいのかな‥をどうぞ。

蛸と加賀太胡瓜の真砂和え、芋茎、玄米酢、花穂紫蘇
油目抹茶葛打ち、蓮根豆腐、丘若布、花びら茸、柚子
(この蓋の裏側よ)
お造り三種(鯛、トロ、ミル貝)

ここでソムリエさんが、気を利かせて早々にピノ・ネロを注いでくれました。鯛のお造りは梅肉が添えられており、トロとそんな梅肉にピノ・ネロがばっちし合います。

鱧湯引き、梅ポン酢

鱧も梅の風味のポン酢(醤油のメリハリあり)は、赤ワインでも違和感なし。

伊佐木木の芽焼き、もずくと烏賊、蝦蛄砧巻き、小鮎、丸十甘煮、茄子ずんだ田楽

木の芽はカベルネに合いますね。シャコも甲殻類や、鮎の苦味なんかも結構赤ワインとの相性もいい。

黒毛和牛サーロインの炭火焼き、蓼葉と葉にんにくの酢味噌、
島おくら、万願寺唐辛子、丹波しめじ

万願寺はカベルネに合う。葉にんにくの酢味噌はソーヴィニョンブランもある。お肉はもちろん赤、ピノでもカベルネでも。ちなみにお肉がめっちゃ旨かった。

寿司(油目、鮪、帆立貝柱、車海老、梭子魚)、赤出汁

油目は脂が乗ってるし、マグロはほぼ中トロだし、帆立貝柱は炙ってあるし、エビは甲殻類だし、カマスも炙ってあって皮目の脂もあって、白でも赤でも。

ヨーグルトムース、白ワインゼリー、フルーツ(メロン、柿)

別腹。

お茶。

ほっこり。

主役のワインはこんなリスト。

フェッフェーレ・モスカート・ジャッロ 2022
モスカート・ジャッロは正直得意な品種ではない。食前に飲むにも少々甘味とスパイスが強めでちょっと車酔いしそうな感じになる。そもそも香料のような麝香は得意ではないが、お料理と合わせるとピンポイントで馴染むから不思議。確かにエスニックなお料理全般には合いそうですね。

シャルドネ・since 83 2022
この秋に新しく登場するシャルドネ。ほどよく樽も効いてて、ほどよくボディがあり、ほどよいお値段になるみたいです。リリースされたらもう一度飲んでみようかな。

ラフォア・ソーヴィニョン 2021
コルテレンツィオといえばラフォアのシリーズ。このソーヴィニョン・ブランも定評通り高品質。実売6,000円前後となると、ヴィエ・ディ・ロマンスなどと同価格帯になりますね。いい勝負しますよ。

ラフォア・ソーヴィニョン 2012
サプライズの古酒。ソーヴィニョンらしい特有の香りはあまり感じ取られず。かと言って枯れてるわけではない。老ね感はないが、少し熟成の進み早いように感じるのは2012年だからかもしれません。

ラフォア・ピノ・ネロ 2019
イタリアのピノ・ネロで良いものは数少ないが、ラフォアのピノ・ネロは気に入った。ただ、ブルゴーニュのそれとは違う。フランツ・ハースのピノ・ネロと共通する部分があるので、アルト・アディジェらしいピノ・ネロなのかもしれない。お料理との相性の良さも秀逸。

ラフォア・カベルネ・ソーヴィニヨン 2019 
思ったほど青臭さはないが、直球ながら複雑さもあるカベルネソーヴィニョン。価格も立派で、では、トスカーナあたりのそれらと比較してこれを選ぶ理由をどう説明できるか課題。品質は十分伴っている。

ラフォア・カベルネ・ソーヴィニョン 2007
まだムンムン、ムレムレしたようなカベルネの風味は出てないが、丸みを帯びてしっとりとしている。老ね香もなく健全な熟成の進み具合。

ワインは、今回試せれなかった品種なども含めサンプルが届いたばかり。いずれかをご案内するつもりですのでお待ちを。

ごちそうさまでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?