20代前半、世界の終わり
いまやHabitが大ヒットして15億回再生のセカオワ。
インスタのストーリーズに呟いたものの、誰にも反応してもらえず寂しいので、わたしと彼らの出会いをnoteに綴ります。笑
2010年、「EARTH」でインディーズデビューした世界の終わり。
当時20代前半だった私は、地元のHMVでコーナーになっている彼らに出会った。
印象的なバンド名と潔いCDジャケットが目に入り、
当時BUMP OF CHICKENなんか聴くもんか、という心意気でマイナーな音楽を聴き漁り(RADWIMPS、キセル、音速ライン、相対性理論、andymori、Fall Out Boy、Cute is what we aim forというバンドなどなど聴いていた)ちょっと通な感じになりたかった私は、このアルバムを手に取った。
声がいいなあ。歌詞がいい。ボコーダの加工音がいいな。
耳障りのよいアルバムだと思った。iTunesに入れたその曲たちを何度も聴いた。
幻の命のMVはクリーンな雰囲気なのに、深瀬くんのどこか狂気じみた表情が癖になり何度も見た。
厨ニっぽいなというのは感じつつも、彼の世界観が好きだった。
人は追い詰められたほうがいい作品を作れるのかな?
闇を持ったアーティストが好き。
安藤裕子、星野源、きのこ帝国、cocco。
明るい曲調の中にある深い闇がいい。
その後メジャーデビューした彼らのことは追いかけなかったし、ライブにも行かなかった。
スターライトパレードは聴いたけど印象には残らず、Dragon Nightで完全に心が離れたような気がした。(うろ覚え)
あのどこか儚く消えてしまいそうな、危うい深瀬慧はいなくなってしまったけど、
このアルバムを聴くと当時の気持ちになんとなく戻れて、これがエモいってやつかなと感慨深くなる。
きっと私はこれからもEARTHを繰り返し聴くと思う。