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静岡の実力3 産業連関表から

続いて
製造業に入っていきます。
静岡県は地域によって主要産業が違っていて
その関連企業も集積ができていて、それが地域差にもなっています。

繊維工業製品 0.961946
衣服・その他の繊維既製品 0.977125
木材・木製品 1.030448
家具・装備品 1.014309
パルプ・紙・板紙・加工紙 1.061234
紙加工品 1.006894

日本の繊維産業 絹や木綿は江戸時代から作られていました。
絹織物で有名なのは京都西陣ですね。明治になり海外から技術が入ってきました。そこで、国内産業へのダメージを習う歴史教育が行われていますが、
実際は、違いました。絹織物は養蚕業とともに生糸の輸出が好調となり国内の需要が賄えなくなった影響が出ましたが、木綿については国内産業の需要と海外輸出用の需要が違っていたため影響は軽微でした。
これを論文にして公表したのが経済学者 川勝平太です。

静岡県は森林資源にも恵まれ木工品などの生産も優位にあります。
農林水産業の質が競争力を持っていることが窺えるわけです。

パルプや紙については日本製紙の工場がある富士市が有名でしょう。
富士市には紙パルプ業の集積地となっています。

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