3.11体験記 母の涙
交通機関が止まり
『3週間は千葉に帰れないだろう』
と言われていたが多くの人々と奇跡的な出来事が続いて仙台から山形、新潟を経由して東京、千葉へと帰宅。
私の顔を見て母は泣き崩れました。
気丈な人で泣いた顔など一度も見た事がない。
公衆電話から安否を知らせていたが
私の性格を知る母は
息子は腕の一本、足の一本折っても泣き言を言わないだろうから実際に私の姿を見るまでは安心できなかったようだ。
泣き崩れる母を見て
私も家に帰ってきた事を実感したのでした。
後日、家族に聞くと母は毎日、仏壇にてお経をあげて私の安全を祈願していたようだ。
そしてお彼岸の初日。
ご先祖様の墓参り。産土神社へのご挨拶。
また日を改めて靖国神社に参拝した。
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