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自宅へ帰って1週間痛みが強くなり急遽受診する⑦

少しでも食べられるように!良くなるように願いましたが

思ったようには食べられず
痛みも強くなってきました

帰っきて3日目くらいには
痛みで眠れなくなりました

右上の胸のあたりにある大きなこぶのようになっているガンが
当たると痛いので左側をずっと下にして寝ていて
褥瘡ができないか心配でなりませんでした

4日目には「難儀だ 死にたい」
というようになり
本当にショックでした

明るかった夫がそんなことを言うなんて…
上手く何か言ってあげることができませんでした


少しでも長く生きてほしいという気持ちと
もう楽にしてあげたいという相反する気持ちでした

「最後まであきらめない」と言っていたのは
私たちのために言っていたのかもしれません

痛いし、眠れないし
どんなに辛かったことか…

トイレも大変なので
部屋に置くトイレを急いでケアマネさんにお願いしました

しかしもう起き上がるのも
手を引っ張ってあげないと自分では起きられない
立ち上がるのも大変な状態

だんだん私の力では無理かもしれないという不安

この頃は股関節が痛いと言っていたので
転移していたのだと思います

訪問看護師さんがこの状態を見て
病院を受診するように勧められ、連絡も取ってくれました

通院日は翌週だったのですが
もう自宅では無理と思って勧めてくれたのだと思います
夫もあまりの痛みに「行く」と答えていました

看護師さんは「もう一人で見られる状態ではない」と
私の心配もしてくれました


夫は「これで入院になったらもう戻れないな」と
落ち込んだことを口にし
私は何とも答えられずどう励ましたらよいのかわからずにいました

夫の声が出にくくなっていたので
聞き返すと
「何度も言わすな!苦しいだろ」と機嫌が悪くなります
そんなことで会話も減ってきました

今思うと大切な時間
もっと話しておけば良かった
少しでも楽しくなることを
後悔の1つです

そして受診当日
急だったので福祉タクシーが中々見つからず…大変でした

何とか見つかりましたが
座っているのも大変な状態になっていたので
片道30分大丈夫かどうかハラハラしました


診察は主治医が出張中なので
代わりの先生でした

主治医ではなかったので
入院ではなく、強い麻酔系の薬や眠剤を出され
それで来週の通院日まで様子を見るという事でした

総合病院は会計や薬をもらうのも
時間がとてもかかります
とても座って待てないのでベットで寝かせてもらいました

何とか急な通院も無事終わり
家に帰ってきたときはホッとしました

夜は眠剤も使い
久しぶりに眠れたようでしたが
困ったことも起きたのです




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