旅行大好き医師が教える【明日から始められる飛行機修行完全マニュアル②】知識編
はじめに
こんにちは。イカテンです。
みなさんは飛行機修行という言葉をご存知ですか?
最近はこの修行についてテレビやYouTubeなどで取り上げられる機会も多くなったため、言葉くらいは聞いたことがある方も多いと思います。飛行機修行(エアライン修行)とは
特定の航空会社のサービスを何度も利用することで上級会員の資格を取る
ことです。これを更にものすごーーくザックリと説明すると
何度も同じ航空会社の飛行機に乗って上級会員の資格を取ること
だと認識して頂いても構いません。厳密にいうと飛行機に乗る以外にも上級会員の資格を取る方法は存在するのですが、それはまた後ほど説明します。例えば出張で毎週のように飛行機を利用するような仕事に就いているビジネスマンの方なら、仕事で飛行機を利用するだけで割と簡単に達成できるものなのですが、私のように仕事で飛行機に乗る機会が少ない人も多いと思います。そのような人達が
上級会員の資格を取るために、多少の金銭的、時間的な無理をしてでも飛行機にたくさん搭乗する
その道のりは時に楽しく時に険しい。人によってはまるで修行のように大変な時もある。これが飛行機修行なのです。
このnoteについて
このnoteでは、冒頭に述べた飛行機修行についてシリーズ形式でまとめていきたいと思います。飛行機修行についての情報は巷にあふれており、私自身も様々な記事を読みましたが、以下の点に不満を持つことも少なくありませんでした。その不満とは
①分かりやすい内容の記事は具体的な説明が大きく欠けており参考にならない
②一方で具体的な記事は内容が冗長で読みづらく、修行をする上での業界用語も分かりづらいため難しい
③必要な情報がまとまっていない
④情報が古い
⑤何より自分が実際に修行をするためにどうして良いか何も分からない
などです。今でこそ有名になっていますが、飛行機修行はもともと一部飛行機マニアや旅行マニアの間でのみ知られていたことなので、そういうマニア層に向けた難しい記事が多いのです。
また、コロナ禍などを経て飛行機修行の内容がここ数年大きく変化しつつあります。特に2024年よりJALの修行に必要な内容が大きく変わりました。巷にあふれている記事は内容が古いものも多く、2024年現在では参考にならないものが多くなっています。記事によって書かれている内容にも過不足があるため、実際に私が修行を始めた時はどこから手をつけて良いのか分からず、修行に関する記事をいくつも参考にしつつ混乱しながら修行をスタートさせたことを覚えています。
そんなに修行の記事が分かりづらいなら自分で書いてしまおう!
そう思って書き始めたのが今回のシリーズです。このnoteでは、先ほど述べた不満を解消するために、特に以下の点について気をつけながら記事を作成していきます。
①飛行機修行について基礎から実践まで段階を踏んで説明していき、このnoteのシリーズのみで飛行機修行に必要な知識を完結させる
②各シリーズごとに必要な内容を過不足なく掲載することで、自分が知りたい情報にピンポイントでアクセスできるようにする
③最新の修行データや情報を反映する
④実際に修行をはじめる人を想定し、初心者でも飛行機修行を完遂できるような内容にする
⑤必要に応じて加筆・修正を行い記事をアップデートする
このnoteを読むことで、
「飛行機修行を始めよう!」
と思う人が1人でも増えれば幸いです。
知識編
さて、前回の入門編で修行を行うメリットと、ANAとJALどちらの修行がオススメなのかについて記述しました。今回は知識編です。具体的に修行を始める前に知っておいて欲しいことについてまとめていきます。
・達成すべきゴール
まずはこのことについて述べなければ始まりません。つまり、どうやったらSFCに入会できるのか?ということです。皆さんは前回の入門編で航空会社の上級会員には二種類あると説明したのを覚えていますか?軽くおさらいすると上級会員には次の二種類がありました。
会員期限が1年間のみの上級会員
会員期限が半永久的な上級会員
ここで私たちが取得したいSFCは2つ目の会員期限が半永久的な上級会員に該当します。ここからがややこしいので注意してほしいのですが、このSFCを取得するための条件というのが、
1.会員期限が1年間のみの上級会員になる
ということなのです。なかなかにややこしいですね。
つまり誤解を恐れずに言うと、会員期限が1年間のみの上級会員の資格を取得すると同時に会員期限が半永久的な上級会員(SFC)の入会資格も手に入れることができる、ということです。これが我々の目指すゴールとなります。
・プレミアムメンバーサービスについて
それでは次に先ほど述べた会員期限が1年間のみの上級会員の資格について掘り下げていきます。ANAではこの資格のことをANAプレミアムメンバーサービスと呼んでいます。このANAプレミアムメンバーサービスにはさらに3つのランクが存在し上から順に
ダイヤモンド
プラチナ
ブロンズ
となります。このうち、SFCの入会資格が与えられるのはプラチナ以上の上級会員になります。だいぶ目指すべきゴールが見えてきましたね。
つまり、我々の目標をまとめると、
ANAプレミアムメンバーサービスのプラチナランクになる
となります。
・プラチナメンバーへの2つの道のり
ではいよいよ本編です。ANAのプラチナメンバーなるための方法は大きく分けて2つあります。
その方法をまずは難しい用語を使わずにザックリと説明します。
1年間のうちにANAの飛行機をたくさん利用する
1年間のうちにANAの飛行機をそこそこ利用し、1年間のうちにANAのサービスを色々使い、1年間ANAのクレジットカードをたくさん利用する
これがANAのプラチナメンバーに達するための大まかな2つの方法です。実は元々1つめの方法しか無かったのですが、飛行機をたくさん利用しなくてもプラチナメンバーのステータスに到達できるよう、数年前から2つめの条件が追加されました。
さて、問題はこの2つのうちどちらの方法で修行を行うかです。
どうですか?みなさんならどちらの方法で修行したいですか?
‥2つ目の方法は面倒くさいと思いませんか?
結論から述べると、ANAの修行方法は1つめの方法で行う方が圧倒的に楽です。
逆になぜ、2つめの方法をオススメしないのかについて以下に理由も記しておきます。(興味なければ読み飛ばしても大丈夫です。)
初心者には複雑で面倒くさい
後から分かると思いますが、実は1つ目の修行方法も結構大変なのです。飛行機にたくさん乗るといっても、むやみやたらに乗ればいいというわけではありません。時間もお金も有限なので、我々は極力時間的、金銭的負担を少なく修行を終えたいと考えています。1つ目の修行方法ですら面倒くさいのに、2つ目の方法はさらに複雑なため、修行初心者には不向きなのです。思ったよりコスパが良くない
先ほども述べた通り、この2つ目の方法は「飛行機にたくさん乗らなくてもANAのステータスを取れるようにする」というANA側の配慮により誕生した手法ですが、実はその分金銭的な負担が大きくなっています。
例えば、2つの目の条件の1つにANAのクレジットカードをたくさん利用するというものがありますが、具体的な決済額の目標は年間400万となっています。もちろんカード決済以外にもさらに2つの異なる条件をクリアしなければいけません。
一方で、1つめの条件で修行を達成する場合、達成に必要な予算の目安は50万円程度です。つまり単純に金額面で考えてもコスパがわるいのです。
以上の理由から、今後は1つ目の方法つまり、1年間のうちにANAの飛行機をたくさん利用するという方法での修行を目指していきます。
※2つ目の修行方法についても、補足程度には追記する予定です。
・飛行機を利用することで解脱を目指す
ここで一度我々の目標を整理しましょう。
これが我々のSFC解脱への道です。ちなみに、飛行機修行の業界では目標を達成して上級会員の資格を手に入れることを「解脱をする」と言います。まさに修行ですね。
では次に、具体的に飛行機どれくらい乗れば良いのか?について説明をします。
・プレミアムポイント
プラチナメンバーを飛行機にたくさん乗ることで達成するためにはプレミアムポイント(PP)と呼ばれるポイントを1年間(1/1〜12/31)に50,000ポイント(そのうちANAグループ便を25,000ポイント)貯める必要があります。
さて、ここで見慣れない用語であるプレミアムポイントについて説明しましょう。プレミアムポイントとは、ANAグループ及びスターアライアンスの飛行機に乗ることで獲得することができるポイントのことです。
ここで気をつけたいのは、プレミアムポイントはマイルとは別に加算される独自のものである、という点です。よく修行初心者が勘違いしがちなのですが、修行をするためにはマイルを貯める必要がある、と思っている初心者の方が結構います。実は修行のために必要なポイントはマイルではなく、このプレミアムポイントです。マイルとの大きな違いは、マイルが飛行機に乗ること以外に普段のカード決済などでも獲得できるのに対し、プレミアムポイントは飛行機に乗ることでしか獲得できないという点です。このプレミアムポイントですが、飛行機に乗るときに「どの路線に乗るか」「どの運賃で乗るか」「どの座席で乗るか」などの様々な要素によって獲得できるポイントが複雑に定められているのが特徴です。プレミアムポイントについてまとめると以下のようになります。
いかがでしたか?
以上が今回の【知識編】になります。今回は修行で達成するべきゴールについて主に解説してきました。次回の【計画編】では、実際に修行のスケジュールを計画するための方法について記載したいと思います。
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それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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