芝不器男記念館に行ってきました(入館者のいない博物館シリーズ)
お盆休みに訪れたところを回想して(8/13)
旅に出ると
運転者のわたしは
自動車学校の教本で
運転前にする
「運行前点検」を前日の夜にすることにしている
本日紹介する
芝不器男記念館は
前日 GoogleMAPで道順検索をし
その道中に博物館で検索して見つけたものです
知られてない
博物館を探索し面白そうなとこがないかと
訪れたのですが
妻には今日は
不器用男(ぶきようなおとこ)の博物館に行こうと
面白そうだと
妻もノリノリで
風天の寅さんみたいな
人情味あふれるお人好しの人が紹介されるのか?
何が展示されているか興味津々で訪れた
(訪問した時は無人の博物館
で 知られていない
不人気とも言える博物館に行き
紹介できたら良いなと思って訪問しました)
行ってみると「芝不器 用 男記念館」ではなく→「芝不器男記念館」と表記されており
妻から
不器用の用がなく芝不器男記念館であることがわかる
大きな勘違いだ
ノリノリで行った妻が
少しトーンダウン
猛暑(気温38℃)の中
駐車場より5分ばかし歩いて訪れたので
暑さでフラフラの妻です
博物館の受付兼案内の女性は地元(松野町)のご出身らしく
真剣に話されて
芝不器男さんの素晴らしさを説いてくださる
我々も気づいたら真剣に耳を傾け
私達が思っていた
不器用さんではなかったが
思いも寄らない芝不器男さんの不思議と魅力に惹きつけられてしまってました
解説には
「昭和初期の俳壇に彗星のごとく現れ、その天賦の才で注目を浴びた芝不器男(しばふきお)の生家を改修し、記念館として昭和63年にオープンしたみたいで
館内には、不器男直筆の短冊や日記帳など、ゆかりの品々が展示されています
隣接する松野町郷土資料館
近くの松野町役場の駐車場利用すると
便利が良さそうでした
芝不器男記念館
0895-42-1584
芝不器男先生の代表作を調べて掲載してみました
筆始歌仙ひそめくけしきかな
山川の砂焦がしたるどんどかな
古草のそめきぞめきや雪間谷
下萌のいたく踏まれて御開帳
春の雷鯉は苔被きて老いにけり
卒業の兄と来てゐる堤かな
この奥に暮るる峡ある柳かな
永き日のにはとり柵を越えにけり
ふるさとや石垣歯朶しだに春の月
まながひに青空落つる茅花かな
人入つて門のこりたる暮春かな
白藤や揺りやみしかばうすみどり
産土神うぶすなに灯ともしあがれる若葉かな
花うばらふたゝび堰にめぐり合ふ
南風の蟻吹きこぼす畳かな
蓬生よもぎふに土けぶりたつ夕立ゆだちかな
風鈴の空は荒星ばかりかな
向日葵の蕋しべを見るとき海消えし
よべの雨閾しきみぬらしぬ靈祭
うちまもる母のまろ寝や法師蟬
ふるさとを去いぬ日来き向むかふ芙蓉かな
あなたなる夜雨よさめの葛のあなたかな
柿もぐや殊ことにもろ手の山やま落暉らつき
新藁や永劫太き納屋の梁
みじろぎにきしむ木椅子や秋日和
銀杏にちりぢりの空暮れにけり
岨そまに向く片町古りぬ菊の秋
落葉すやこの頃灯す虚空蔵
寒鴉己しが影の上へにおりたちぬ
今流行りの俳句に多少ながら
触れることのできた
貴重な夏の一日となりました
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