Let’s 俗世の逃避行!時間の流れに耐えるプロフェッショナルな味✨/老舗「珈琲専門店:銀座ブラジル」のハムエッグサンド😋
浅草の「銀座ブラジル」は創業80年の老舗喫茶店。写真でサンドイッチを一目見て、すぐに食べてみたいなぁ…と思いました☺️💕
人は飽きっぽくて刺激を求めるから、いろいろなものが早く変わっていく時代です。80年なんて人の一生ほども創業当時のメニューのまま、愛されているサンドイッチ…
先日、念願叶って食べることができました❣️
プロフェッショナルが作る絶品ハムエッグサンド🥪✨
見慣れない変わった姿のサンドイッチ、運ばれてくるまでもワクワクしていました💓
ついに目の前に…!まるで羊羹のように光る水平の断面はとても美しくて、色合いに見惚れてしまいます🥰
存在感のあるフィリングを引き立てるためか薄めのトースト、だけどムラなく均一に焼けて、表面はキメ細やか。
同じくバラつきなく細かくカットされたコールスローサラダ。よくあるレタスやキュウリのシャキシャキ感とはまったく違うテイストで新鮮…✨
もうすごい堪能できる厚切りハム。嫌な鋭いしょっぱさなんてまったくなくて、、おいし~い…(∩ˊᵕˋ∩)・*
タマゴ好きの興味をそそるポーチドエッグみたいなタマゴも、白身に焼いたあとを感じないから口当たりがなめらか·····黄身はとろ~り、白身はプリンっ💖
そして「崩れちゃうんじゃないかな?」って不安定そうな形状も、まったくそんなことはなく食べやすいのです😳❣️
プロフェッショナルが丁寧に、確かな技術で作ったサンドイッチなんだ…
「銀座ブラジル」という看板!信頼に応える伝統と秩序
この間、第二次世界大戦が終結してフィンランドからドイツ軍が撤退する時代の映画を観たのだけど、創業1943年って日本軍もガナルカナル島から撤退とか、東條英機内閣で、野球用語も日本語化したり…
そんな時代に、銀座にオープンしてサンドイッチ?!(๑• . •๑)💦
歴史に詳しくないからよくわからないけれど、銀座ブラジルさんの歴史を聞きたくなってしまいます😊
私が座った席の横にはあまり広くない厨房があって、ひとりで料理をするシェフの姿がありました。
調理器具で溢れた厨房…、人気店だからオーダーも立て込むだろうし、人間なのですから心身は揺れ動いて当たり前です。今の時代は「好きを仕事に」「自分が輝いて楽しく」そんなムードもあって、それはそれでよいのですが、銀座ブラジルのシェフはどんなときも「銀座ブラジルの料理はおいしい」というお客さんの期待に応えるために創業以来のメニューを守って、粛々と作ってきたのかな·····
プロの滅私の精神みたいなのを感じました😳
まだ混む前にお店に行けたので、心ゆくまでサンドイッチを味わいました🥪✨
アイスコーヒーを飲みながらゆったり読書をして、お店でのひとときを本当に幸せにすごすことができて…
あぁ、おいしかったなぁ。。
外に出れば中天の陽射しに浅草の街はにぎわい·····
人の足音、風の音、構内のアナウンスや電車の音·····なんだか新鮮に聞こえました✨
自然に溶け合っている銀座ブラジルさんの姿🥪☕庶民的なのに俗世の逃避行💖
歴史的な伝統や権威って、別に関心はないんです。だって概念や観念でしかないから。
食べておいしい~
居心地がいい~
そんな直接体験、そのとき自分がどう感じるかが大切です😊
でも、銀座ブラジルさんはいかつめらしい感じというか、「どうだ~( ˶ー̀֊ー́˶)✨」みたいなのを感じなくて。。
うん…秩序って、人間中心になりすぎちゃうと自然ではなくなってしまう。
いかにブラジルさんが人気で、サンドイッチが綺麗でハイクオリティでも、自分の意思や社会の空気を超えたところにある宇宙の秩序、天の采配には、自らをゆだねるしかないのですよね。
銀座本店がその役割を終えても、浅草の地で愛され続けているブラジルさん…
現代の、より自分をよく見せて、市場価値や評価を高めて、高く長く買ってもらうかが重視されてばかりの社会で、美しいだけではなく地震で倒壊したことがない構造もすぐれた五重塔みたいに、機能性と美意識が自然に溶け合っている✨
たくさんの人を満足させる味で、無難じゃなくて。食はアートにはなれない面があるけれど、大衆的で美しくてって両立させるのは簡単じゃないんじゃないかなぁ…
大衆性とプロフェッショナル、ありたい姿と人を超えたものにゆだねる姿、美しさと用の美…
いろんなものと溶け合って、今ここを愉しめて♪
銀座ブラジルさんのしなやかな安心感に、まどろむようなひとときでした☺️💕
お店の場所などはこちらをどうぞ🍀
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