古畑任三郎各話感想まとめ

古畑任三郎30周年!一挙放送のおかげで、未視聴回を観ることができました!そして、古畑の魅力を再確認!楽しかった!!

各話の感想をXに投稿しておりました。それらを放送順にまとめたnoteとなります。

🆕→初めて観た回
🈚️→30週年一挙放送で、TV放送・TVer配信がともになかった回(過去に観たことはある)


1st Season

「死者からの伝言」中森明菜


久しぶりに観た。ダイイングメッセージの謎も、頭の怪我のこともすっかり忘れていた。タマゴのシーンは覚えていたけど。こんなんで古畑好きと公言したら、ボルドーさん(古畑評論家)に大目玉食らっちゃうよ!この機会に古畑ビギナーとして、イチから観ていこうと思います!

ステキだなと思ったのは、「お話の中くらいはハッピーエンドじゃないと」という古畑のセリフ。エンタメ作品から、励ましや勇気をもらって生きる糧にしたいっていう願いがあるので嬉しくなった。古畑作品の締め方は、前向きな気持ちにさせてくれます。

所作
女の色気は、出るとこが出ていれば…と思っていた。しかし、それは間違いだった。明菜を観て、気づいた。まばたきの多い目、万五郎と呼ぶ時のか細い声、笑ってごまかすキュートさ、作品を褒められて素直に喜ぶ純粋さ、私なんてと思ってしまう謙虚さ、これらの要素が相まって所作に出る。それが真の色気なのだと!明菜の魅力にメロメロです(笑)

往生際
自分のプレイボーイさが招いたことなのに、ダイイング・メッセージを残すのは住生際が悪いのでは…と思った。

28歳
「いい奥さんになれますよ」と言われて、「でも今からじゃ…」と答えるちなみ。古畑30周年、時代の経過を感じます。

万五郎
「まだまだこれからです」というメッセージが万五郎を通じて、S3-5「再会」へとつながる。粋だねぇ!古畑作品の前向きな言葉に、元気をいただいています。

「動く死体」堺正章


マチャアキ
歌舞伎俳優役がしっくりハマる。かと思えば、死体を運ぶ時にはカメラ目線になったりとコミカルな面も見せてくれる。さすがのエンターテイナーです!!

懐中電灯
笑いました!マチャアキのおかきをこぼす上手さ、落としてバラバラになった懐中電灯を組み立てる素早さ、古畑にダマされたとわかった時の憔悴しきったあの顔、そして「あの野郎…」のか細い声(笑)そんな右近を知らぬ顔して、飄々と立ち去る古畑が面白すぎます!!

頂点
暗転時「たぶんわからないでしょ」と視聴者へ投げかける古畑。いつもより挑戦的だなと思いました。逆にそれが良いというか。設定がまだ固まっていないからこそ、とがっていて新鮮でした。加えて、登場人物も少ないため余分なシーンがない。古畑と犯人のバチバチを堪能できる本作は、原点にして頂点と言っても過言ではないと思いました。

「笑える死体」古手川祐子🆕


微妙
う〜ん、この回は微妙だった。古畑の自転車、ストッキングかぶり、料理姿など個性が光るところは面白い。しかし、本筋のミステリはというと…

心理学
精神科医の犯人ということで心理学が用いられるが、どこかで聞いたことがあるような話ばかり。被害者がストッキングをかぶることは、彼の性格を知っていれば誰でも誘導できそうなことだ。人をあやつる犯行は、古畑FINAL「今、甦る死」を知っているだけに物足りなさを感じる。(作品後期の話と比べるのは、アンフェアな気もするが…)

女心
30歳の女性がキャリアウーマンとして生きるのは、時代的に厳しかったのだろう。それ故に、気が強い性格へならざるを得なかった。それがジェラシーではなくプライドにつながったのだと推測する。しかしそれは自身が語った、対象を大きくして問題をあやふやにしているに過ぎない気がする。悔しかっただけでしょ?まあ女心知らんのでわからないけど。勉強します!

「殺しのファックス」笑福亭鶴瓶🆕


パフェ
生クリームありの方を即答する古畑!そりゃそうだよ生クリームがうまいんだから。古畑は頭使うから糖分を消化できるけど、私は溜まってばかりです…

ワルだぬき
つるべが芝公園で東京タワーを背景にニヤッと笑うとこよかったねえ。ワルだぬき感あった。普段いい人そうに見えるからギャップがあっていいね。

作家
黒いコートなんていちいち書かなくてもよさそうだけど、情景描写を入れるのは作家の性なのかな。今泉くんのあの格好は、新郎が着るもんじゃないのか(笑)

「汚れた王将」坂東八十助(坂東三津五郎)


将棋
今泉くんに詰められて駒をぐちゃぐちゃにして勝敗をうやむやにする古畑(笑)わかる!悔しいよね。私も中学の頃、頭のいい同級生にこてんぱんにやられて泣いて帰ったのを覚えてる。それからは、親父と1回対戦したくらいしかやってない(親父にも負けた)。悔しさをバネにして練習しときたかった。そしたら、『3月のライオン』をもっと深く読めただろうし。何手も先を読むってのが難しい。自分は感情派なのだと思う。物事を論理的に考えられていないと感じるから。合理的に生きたいけどね。

名言
「負けて当然、勝って偶然」しびれるねえ。珍珍さん(界隈の御意見番)がよく言っていた気がする。ポーカーでもこれぐらい謙虚な気持ちで挑みたい。このあとの「納豆はしょう油を入れる前に混ぜた方が水気がない分、粘り気が増しますよ」って会話もいいよね。ストーリーの中に自然とはさみこまれる雑学が物語を豊かにしてくれている気がする。

ラスト
皮肉な結末。それでも救いをもたらしてくれるのが古畑の好きなところ。

「ピアノ・レッスン」木の実ナナ🆕


人物像
厳しい女教師のような立ち振る舞いの井口薫。気の強い女性、素敵ですね。一方で、「ファンとしては井口さんに弾いて欲しい」と言われて無邪気な笑みをこぼす。嬉しいと素直に感情を表すところに、らしさが出ていていいなあと思いました。

おにぎり
ウニマヨネーズが気になる(笑)吉畑、具の部分は全部食べちゃっていたし、うまいんだろうなあ~

ピアノ
古畑が弾くの「函館の女」ばっかり(笑)私も音楽の授業で習った「木星」しか弾けない…しかも、ワンフレーズ…

ラスト
てっきり弾くのかな~と思っていたら、違うそうじゃない。にくいねえ。ピアノは使えたのだから、迷いはあったのではないか。それでも偲ぶ会でなければ意味がないと思ったのか…弾かずに終わることで物哀しさが残り、締まったラストシーンへ!素晴らしい!!

「殺人リハーサル」小林稔侍🆕


稔侍
かっこいい!窓際太郎のおちゃらけたキャラも好きだけど、いぶし銀全開の稔侍もいい!

血しぶき
グロいの苦手なので、殺害シーンはぎゃ〜となった!

小ボケ
今泉くんの「真剣ってあの一所懸命って意味じゃないですよ」に笑った。こういう小ボケが平和的で好き。

!?
真剣だったの!?三谷さんの手のひらで思い通りに転がされる私(笑)でも、これが面白いのです!

ラスト
言い逃れようと思えばできそうな感じだけど。「もういい」と終える。あそこまで感情を読まれちゃったらなあ。あっぱれ的な思いもあったのではないか。自白は、セットの上でカメラがじわじわと寄って、かっこいい台詞で終える。時代劇俳優らしい締め方だなと思いました。

「殺人特急」鹿賀丈史


鉄人
鹿賀丈史がとにかくかっこいい!探偵のよれよれコートを羽織っても様になっているのは、彼ならではだろう。医師であることを当てられた古畑には、戸惑った様子を見せるが、駅員には「わかりました」と低い声でふてくされていることを隠さない小馬鹿にした感じが犯人の性格をよく表している。あと、人を殺した直後なのに普通に本を読んでいたのもサイコパスっぽく感じた。

今泉くん
手編み小物を読む今泉くん。趣味の幅広っ!!古畑に2回もおでこを叩かれる(笑)

逆転
犯人への追い詰めを1度失敗してしまったが、それでも宣言通り駅に着く前に決着をつける古畑。有言実行!カッコいい!古畑が彼に目星をつけた理由に注目して再視聴すると、そのシーンがわかった。こういう仕掛けの確認作業、楽しいです!!

「殺人公開放送」石黒賢🆕


超能力
石黒賢による迫真の演技と神々しいBGMによって、それらしく見えるのはすごいと思った。昔はこういう番組よくやっていたと思うけどね。今はコンプラ的に難しいのかな。ネットもなかったし、正否の判断があいまいな時代。その方がTV局側にとっては、都合がよかったのかもね。

いちゃいちゃ
古畑は、今泉くんといちゃいちゃしている時が、一番楽しそう!

物は言いよう
めちゃ多用してて笑った。暗にペテンと言ってるのと同義に感じた。


犯人の名前から思うに、自身が誰よりも清く超能力を信じていたのだろう。ラストの独白からも、その様子がうかがえる。初めは周りの期待に応えたい、その一心で超能力を披露していたはずだ。それが周りからちやほやされることで、慢心してしまったのだろう。この構図は「VS クイズ王」と似ている。いずれにしても、いつの日からか彼の心はねじ曲がってしまった。曲げるのは、スプーンだけにとどめて欲しいものだ。

「矛盾だらけの死体」小堺一機


怖い
いくら自分が仕える政治家の命令だからといって、ためらわずに人を殺してしまうのが怖かった。秘書が忠誠を尽くして犯行を犯しているところに、ピザ食いてえ、コーヒー飲みてえ、という鵜野は更に現実離れしていて恐ろしかった。

小堺
いいとも!からのごきげんようを観てきた世代として、小堺さんの偉ぶらずに優しく人の話を聞く人柄を知っているつもりだ。なので、自分のこととなるとオドオドしてしまうが対外的にはテキパキされていた姿は、佐古水を通り越して小堺さん自身を映しているように思えた。鵜野と今泉くんを勘違いさせるコミカル設定も相まってハマリ役だった。

友だち
佐古水の友だちの少なさを見抜いた古畑。どうして見抜いたのだろう。古畑の悪ふざけに面白い返しが出来なかったから?たしかに佐古水からキャッチーなフレーズは聞けなかった。つまらない=真面目。だから、秘書としては有能だったということを際立たせているのかな。

「さよなら、DJ」桃井かおり


唯一無二
桃井かおりが醸し出す、あの雰囲気は何なんだろうね。独特で、でも自然で。全編にわたって面白かったです。特に好きだったのは、ラジオ局の廊下を古畑と歩いている時、急にドアへ入って遅れて来た古畑を「わ」と驚かすとこ。大きい声を出すわけでもなく、驚かすつもりがあるのかないのかもわからないような仕草が桃井さんらしくて好きです。

泥棒猫
駐場の車の中で待っている時のあのふてぶてしい顔。中浦と話していた時と全然違うじゃねぇか!そりゃあみんな表と裏はあるでしょうけどさ…

紳士
握手の時は、立ち上がってする。ゴミ回収のお手伝いをする。でもミーハーなので、ラジオブースには見に行く(笑)お茶目な古畑。

DJ
新しく目についたものを話してしまうのは、DJの性なのかな。ラストのブース内に入り犯罪を認めるシーンは、DJとしての名残を惜しみつつも別れを覚悟しているようでした…

「最後のあいさつ」菅原文太🆕


ゆかり
菅原文太の作品を観たいと思っていた。なぜなら私の父の出身地とゆかりのある人物だからだ。それが古畑作品で叶うことができた。とても嬉しいのである。

モス
モスバーガーを差し入れる古畑。舞台は中華街なので、豚まんでもいいようなものだが、さすがのチョイスだ。モスなのが特にいい。モスは岩手県出身の方が創立した会社。つまり、東北つながりがある。父を見てきて思うのだが、東北出身者同士には強い結束感があるように感じるのだ。なので、小暮があれだけうまそうに食べた背景には、そんな理由もあるのではないかと妄想する。

異色
黄金色に染まった換気扇が、いつもの古畑とは違うということを知らせてくれているようだ。警察内部の上下関係を見られたのは稀であった。いつもとは異なる世界観、上司に対する振る舞い、古畑の矜持など見どころ満載だ。S1の最終回にして、新しい古畑ワールドを魅せてくれた。

SP1「笑うカンガルー」陣内孝則、水野真紀


役者
役者はすごいなあと改めて思った。二本松が野田を殺してしまった時、殺人者の目へ変わったように見えた。バカンスを楽しむ古畑はのんきだったけど、事件が起きたらスイッチが入ったように生き生きする。今泉くんは.いつもよりはしゃいでいる感じ(笑)ひかるから漂う悪女感、白い巨塔の里見妻とは全然違うやんけ!と思った(笑)

時計
犯行現場の壊れた時計は、真っ先に疑われるやつやん~と思った。S1-2「動く死体」を観たばかりなので。

難解
二度起こる事件、数学、野田妻の真意など、当時観た時は全てを理解できなかった。今回は大分わかって観られたと思う。子どもの時に観た作品を大人になって観るのもいいですね!

ラスト
スタッフロールのあとにも話続くのが、コナン劇場版っぽかった(笑)でも、ない方がいいかな。キレイに締める古畑作品には、蛇足に思えた。

2nd Season

「しゃべりすぎた男」明石家さんま


フルスロットル
小清木にロックオンするのが、いつにも増して速い!古畑の本気度が感じられた。

タコ坊主
タコ坊主がタコ焼きって(笑)と笑っちゃったけどさ!同じゼミ仲間なのに、自分は女とよろしくやってて今泉くんのことはタコ呼ばわりだと!かーこれだから色男はいやなんだよ!表向きはいい顔して、裏ではモテない男をバカにして悦に浸りやがって!何が今泉は僕の大事な友だちだよ!どの口が言うねん。そりゃあ先生は弁が立ちますから、二枚舌もお手の物でっか!?…すみません取り乱しました。

フィアンセ
いかにも箱入り娘的な女性。小清水の活躍を自分のことのように喜ぶ仕章は愛くるしいものを感じる。でもよお、彼の失墜を目の当たりにしたら、裏切られたみたいな顔しちゃうのはどうなの。彼のことが好きなんじゃなかったの?彼の名声、手腕だけが好きだったの?

凶器
スタイリストさんが人からもらった花を放って置く人じゃなくてよかった。その行いが犯人の自白へとつながるのだから。

ラスト
古畑の追求に、自白であることをついに認める小清水。古畑の能力を讃えて、今すぐ司法試験を受けるように促す。自らの弁護をしてもらいたいと語るのだった。

その真意で考えられるのは、
①バナナをおしぼりに間違わせるようなことを法廷でする奇想天外な小清水→シャレたことを話して、古畑との別れを締めたかった
②フィアンセとの結婚でジャマになったから恋人を殺してしまった自分膳手な小清水→自分の刑が軽くなる最適解は、古畑を弁護士にすることだと考えたから
以上の2点ではないだろうか。

要領のよい小清水なので、②の思いが強かったのではないだろうか。そのセリフを受けた古畑が両手を広げて肩をすくめる仕章をする。私には「何言ってんだこいつ」と思っているように見えた。

「笑わない女」沢口靖子


ウハウハ
女子校!全寮制!神秘的ですね~とウハウハな今泉くん。廊下ですれ違う生徒をニヤニヤしながら舐めるように見ていて笑いました。今なら、アウトだろ!でもわかる!阿部先生が庭で女子生徒から囲まれていたのうらやましかった!

動機
戒律を守ることが彼女の人生そのものだった。今さら、生き方を変えるのは難しいだろう。たとえ白湯がおいしいと思えなくても。今まで敬虔な信者として過ごしてきた時間を無為にしてしまう。サンクコスト効果的な気持ちがあったのではないか。完璧主義者とも思える自身の過ちを許すとができない、彼女が費やしてきた時の重みが動機につながったのではないかと思う。

笑顔
「精神の堕落は笑いからはじまる」と言い切る彼女にとって笑顔になることは極めてタブーのはずだ。しかし、古畑から赤い口紅がよく似合うと言われた時は嬉しかったのだろう。その片鱗が垣間見えたが、決して笑顔にはなっていない。沢口靖子ならではの絶妙な演技に魅了された。

「ゲームの達人」草刈正雄


達人
奥さんと不倫していたことは、追求を受ける前に自らバラす犯人の乾。この行動は「嘘の上手い人は、肝心の所だけ嘘をついて他は本当のことを話そうとする」と語った古畑の台詞を思い起こさせた。

いじり
S2から今泉くんへのいじりが、一層キツくなったように思う。ダーツのくだりは、気分を害した。いくら腕前の凄さを魅せたくても、危険が伴う行為は見ていて気持ちのいいものではない。この時代は、人をいじる芸が常能化していたように思う。デコを叩くくらいのゆるい感じにして欲しかった。

流石
花見のことを小馬鹿にする乾。そのまま花見の名誉が回復することなく物語は終える。花見は実は凄いんだぞといったカタルシスを得たい気持ちが残った。そう思ったところに「古畑仕三郎事件ファイル」を読むと、今回の事件の手がかりは、すべて花見の性格が起因するものだったと知った。そういうのが楽しいのよ!実は踊らされていたみたいな意外性!おひょいさんをあれだけで終わらせるのは、忍びないもんね。さすが、三谷幸喜!!

「赤か、青か」木村拓哉


キムタク
挑戦的な役柄がぴったりハマっていた。古畑からの追求を上手くかわし、粛々と爆弾の説明をする様は、ほれぼれとした。ホームレスや刑務所送りにさせられる役柄を演じてはいるが、結局HERO的な扱いばかりに終着するのはもったいないように思う。もっと異質でギラギラとした役を演じて欲しい。「古畑任三郎」というフォーマットだからこそ実現したキャスティングなのだろう。

今泉と古畑
またまたピンチの今泉くん。彼を助けるため、古畑はド直球で犯人を追い詰める。普段は邪険にしていても今泉くんのことになると全力になる古畑!熱い!結局、冒頭の「本当は僕のこと大好きなくせに!」が的を得ているところに面白みを感じる。

ビンタ
なぜ叩いたのか。自分勝手な犯人にお灸をすえたなど、様々は理由が考えられる。ただシンプルに私の大事な今泉をよくも危険な目に合わせたな!という怒りが起因ではないかと。そうであって欲しい!

おまけ

「偽善の報酬」加藤治子🆕


姉妹
姉妹の口喧嘩からはじまる今作。お互いを知り尽くし、遠慮なしに本質を突いた言い合いが面白かった。

録画
ビデオテープに録画予約!時代を感じるなあ。次話の「VS クイズ王」へ録画ネタがつながるね。

凶器
コナンでも同じ凶器の話があったので、大量の小銭が映った時にピーンときた!小銭に犯人の勤機が絡んでいたり、証拠隠滅の流れをもたらしたりと要素満点でさすが!と思った。

踊らされる
犯行理由は、若い男に貢ぐ金を制約されたから。赤い高級車も貢いだのかな。でも彼の隣には若い女が…友だちになれると思っていた古畑にも踊らされていた。普段は傲慢で時には猫をかぶったりと明るく振る舞うが、とてもさびしい女性に映った。しかし、ファン(古畑)の声に応えて、何も言わずに去る彼女は凛として見えた。

「VSクイズ王」唐沢寿明


クイズ
対戦者同士が数字をテーマにクイズを考え、出題し合う番組!観たいな~めちゃ面いじゃん!三谷さんが太田上田にゲスト出演された時、「放送作家も向いてない。なんか面白いことをこう会議で発表することができない」と話されていたけど、そんなことないよな~

唐沢
財前五郎のようなふてぶてしさもいいけど、若き青年のいばりん坊役もハマってていいよね。芸人のコンビ名「とっちゃん坊や」は、千堂の性格とリンクさせているような気がした。一度の飲み会だけでスタッフの名前をちゃんと覚えているのは、すごいよね。彼の記憶力の良さを示していると思った。

VS
密室の謎がわかれば事件解決と予告する古畑。宜言通りトリックを暴くが犯人は認めない。それは犯人が僕であるという証拠にはならないと。宣言を覆された古畑は彼が犯人である証拠を、彼の習性を見抜いた上で、言い逃れができない状況で完膚なきまでに打ちのめすのである。諦めの悪い犯人に対して、厳しい古畑が垣間見えた。

「動機の鑑定」澤村藤十郎


対比
犯罪を犯した様子を微塵も感じさせないご主人。対して、挙動がおかしい館長。二人の立ち振る舞いが極端に違いすぎて面白かった!ご主人の冷徹さが本当に凄くてね。つぼが”かなり寒く”なっちゃったのは、ご主人が近くに来たからじゃないかと(笑)古畑と対時する時も堂々としていて、肝っ玉がすわっていました。その立ち振る舞いは独特なものがあり、ほれぼれいたしました。

主従関係
館長がオドオドするのも、仕方ないのかな。いつも言いなりだったみたいだし。蛇に睨まれた蛙状態だったのでしょう。逃げたくもなるよ。

感性
つぼを見て、神々しさに涙する今泉くん(笑)芸術肌だよな〜

真意
古畑の裏をかくため、または事件の原因を作りだした根源に対する恨みから本物のつぼを壊したのかなと思った。でも、それを追及するのは野暮か。ご主人の語った話の方がキレイだし、後味いいから。そうであって欲しいです。

「魔術師の選択」山城新伍🆕


山城新伍
「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」のイメージが強い。というか役者としての山城新伍を見たことがなかったので新鮮だった。演技がうまい人って自然だと思う。印象そのままにマジシャンへなったように見えた。自然過ぎて台詞が古畑と若干かぶった気がしたが、それも味があっていいと思う。

セクハラ
そういう時代か…女好きがミスリードになっているのかな。

たとえ
歩く生殖器、ジゴロ、女の敵と言い換えまくるの面白い(笑)

松たか子
古畑に出てたの知らなかった!若いな~

リンク
山城新伍自身も娘を溺愛していたらしいので、現実と物語につながりがあるのが面白いと思った。人や話の背景を知ることで、より味わい深くなるというか。古畑は、役者と役柄がリンクしているのが多くて面白い!

「間違えられた男」風間杜夫🆕


OP
古畑の語り→オープニングテーマの流れが気分を盛り上げてくれて最高!語りのツキの分量は決まっているって話、面白いね。長生きしなくちゃ!

一人っ子
「あなたは一人っ子ですか、ちょっと自分本位過ぎる」と言われてしまう古畑。耳が痛い。一人っ子が少数派の時代だったと思うので、そういうイメージなのかな…

演技
古畑の苦しい仕草、本当かもと思ってしまった(笑)もちろん最初は演技だなと思ったけど、今泉くんから渡された薬を飲んだあたりでアレって…名探偵は演技も上手い!

ドヤ
若林がストライクを決めた時のドヤ顔!たまらん(笑)

真骨頂
古畑のしつこさがよくわかる回。若林にいろんな仕掛けをして徐々に怪しんでいったのかなと思ったら、初めから疑っていた!いつもの古畑スタイルでした。さすがです!!

「ニューヨークでの出来事」鈴木保奈美


成立
和菓子が何であったのか。これがわかると謎がすぐに解けてしまうため、嘘をつく必要があった。その辻褄が、古畑の「犯罪を犯した人間は、つかなくてもいい嘘をつくようになる」という台詞と、のり子が醸し出すからかい好きそうな人物像によって成立させているのが絶妙だなと思った。

心理
のり子があとからサービスエリアに訪れたのは、なぜだろう。バスで夫の本を見つけて、少しでも遠くへ離れたくなったのだろうか。安心できると思っていたバスの中でさえ、夫の影響下にあったことに逃げ出したくなったのだろうか…

女優
のり子の嘘に最後までつき合う古畑、おしゃれ~!その時、バスから外を見つめるのり子の顔!女優の凄さ、ここに極まれり!

ラスト
彼女を裁くことは、誰にもできない。しかし、真実を知る人がこの世界に私以外にもいる。そのことが、彼女の心を和らげてくれたのではないかと思う。街中でサングラスを外したのが、その象徴のように思えた。

SP2「しばしのお別れ」山口智子🈚️


SP3「古畑任三郎 vs SMAP」SMAP🈚️


SP4「黒岩博士の恐怖」緒形拳🈚️


3rd Season

「若旦那の犯罪」市川染五郎


■2024年6月21日
苦楽
いくら弟弟子だからって殺すと言っている相手に背中を見せるのは不用心すぎるよ。優しい人なんだろうね。だから、稽古の入り替わりにも応じてくれたのでしょう。そんな兄さんが真も打てずに殺されちまうなんて…世知辛いねぇ。師匠の言う通り、殺すこたあねぇんだよ。辛抱が足りねぇや。

ボロクマ
冒頭のくだりは、何にかかっていたのだろう。弘法にも筆の誤りってこと?でも推理ミスしている場面はなかったし…

とんち
キッチンで亡くなっているから、ダイニングメッセージでもいいのではと話る今泉くん!とんちが効いてるねぇ!兄と弟子が互いに変装し合ったり、録音テープに2つの意味を持たせたりと落話の回だけあって、お!と思わせてくれるネタがふんだんに使われているなと思った。

三角関係
西園寺の登場により、やきもちを焼く今泉くん(笑)しかし、ラストの詰め手はやっぱり今泉くんによってもたらされるのであった。う~んこれぞ古畑!って感じた。

■2023年8月24日
甘いマスクで華がある落語家役がぴったりの染五郎。古畑に詰められてムキになっているところも若旦那らしさを感じた。師匠の言葉が人情味溢れてたなあ。甥っ子だもの、可愛がってきたことが窺い知れる。殺すこたぁねぇんだよ。それじゃあ物語にはならないんだけどね。

「忙しすぎる殺人者」真田広之


■2024年6月21日
せっかち

「朝食を食べないと早死にする。60歳以上から影響が出るそうですよ」と語る由良。でも、せっかちなことの方がよっぽど健康に悪い気が…

つっこみ
血圧ボケを互いする似た者同士の古畑と今泉くん。西間寺のつっこみ役が活きててよかった。

時代
携帯電話が小型になりました。S1-10の佐古水が使っていたものと比べると、時代の経過を感じます。


のび太が自分の名をのび犬と書くのを思い出した(笑)

ラスト
いくつもの仕事をこなすために、日常生活をテキパキこなす。今だとタイパのいい人物として評価されるのかな。「いい休暇になりそうだ」と語る由良は、忙しさから解放されて救われたように見えた。

■2023年8月24日
真田広之のダンディさが馴染む。古畑との紳士対決。エレベーターに乗り古畑へメンチを切るところが痺れる。意識高い系的なノウハウ発言が印象に残る。採算度外視した経営をしたくなったんだってのが人間味あっていいよね。やたらと映る井が伏線になっているのも良き。

「古畑、風邪をひく」松村達雄、岡八郎


■2024年6月21日
出逢い

古畑が風邪をひいて大変な中、観光も出逢いもちゃっかり楽しむ今泉くん。何回観ても笑えます!

西園寺
事件のことを忘れないうちに手帳へ書き留める。記録しておくって大事だよな~と共感。今泉くんのことを「知恵は足りないかもしれないが嘘はつかない」と本人を前にして言う西園寺。手帳になんて書いてあるのか想像すると怖い(笑)そりゃあ見せられんわけですよ。

政治力
自分の罪を認める代わりに、村人たちのことは無罪放免にしてくれと頼むお館様。お館様が信頼される所以だなあと思った。

まとめ
主人公の弱体化からの復活、閉鎖空間、騙された村が今度は総出で騙す側になる滑稽さ、縁側で自然に囲まれながら語る二人のスケールの大きさ、そして事のはじまりである地蔵の謎の痛快さ!密度の濃い展閉とラストにクスッと笑わせてくれるところが個人的によかった。とても好きな回です!!

■2023年8月25日
古畑が風邪をひいて大変な中、ちゃっかり出逢いを楽しむ今泉くんに笑った。親方様の頼みを飲む古畑がカッコいいし、最後のオチではお茶目さが出ていたりと魅力が溢れまくる。村総出で騙しにくるってのが話として面白いよね。

「アリバイの死角」大地真央


■2024年6月24日
独身貴族

被害者は、41歳の男。8年も付き合った歯科院長の金森を捨てて、若い歯科衛生士に乗り換える。そりゃあずるいよ!いくら彼女が全盛期の持田香織似で可愛くてもさ!許しませんよ!小麦色の肌に薄いピンク色の看護服がよく似合う…許しませんよ!!

悪手
男殺して目的達成!現職刑事をアリバイに利用する私って天才!と気持ちが緩んでしまったのでしょうか。古畑誘ってタ食って!そりゃ悪手だろ!古畑だって純粋に嬉しかっただろうに、踏みにじらんといて!

花田
チート過ぎて興醒めする。キャラが増えるのは、バリエーションを広げるために仕方がないとは思うけど…

余韻
私も食事の余韻を楽しみたい。院長は食べたらすぐに歯磨きをして余韻を消してしまうけど、振られた怨みは磨き消せなかったのでしょうか。あれだけ仕事もテキパキこなす彼女が…皮肉ですね。

■2023年8月28日
歯の治療を怖がるお茶目な古畑。被害者の死を聞き、それはいつですかと尋ねて周りに違和感を与えない賢い犯人。それ故か、自分の習性が仇になるとは…。犯人の「せっかく楽しい人だと思ったのに残念だわ」という台詞は古畑もそう強く思っていただろうと考えると切ない。

「古い友人に会う」津川雅彦🈚️


「絶対音感殺人事件」市村正親


■2024年6月24日
嫉妬

HUNTER×HUNTERの「男のジェラシーは見苦しいぜ」を思い出した。

音痴
古畑もコナン君も名探偵は音痴(笑)

今泉くん
クラリネットの腕前を聴いてもらって、黒井川に音楽は娯楽として…と暗に下手だと言われてしまう。でも今泉くんは.「最高の褒め言葉をいただいちゃった」と喜ぶ(笑)何でだよ!どういう思考回路なんや~

演技
古畑の指示によって、レコーディングが中断されたのだがら、みんな黒井川が犯人ってことを知っていたわけじゃん。なのに黒井川の「昨日の酒が残っているぞ〜」に笑っていたのは誤魔化しだったってことよね。それがなんか怖かった。

能力
絶対音感を持つが故の悲劇だったけど、その能力のおかげで古畑の歌を当てている。能力の良し悪し、両面を見せてくれるのがいいよな~と思った。

■2023年8月29日
音楽の知識でマウントをとる今泉くんに笑った。チェリストのくだりが面白かったなあ。音楽家で指揮者の役が雰囲気も風貌もマッチしている市村正親。勝ち気な犯人には、古畑の接し方が少し強めな感じがした。犯人の誤解が暴走して生じてしまった犯行は悲しいね。

「哀しき完全犯罪」田中美佐子


■2024年7月1日
佐吉
今だとモラハラ夫になるのかな。言動の制限と監視、たまに言い返すとお前にできるのかと一笑に付す。さすがにきつすぎると思う。愛があったとしても。結婚して2年なのでこれからだったのかもしれないが、思いは互いに話し伝えないとわからないものだなと思った。

さくら
囲碁棋士の人生がどういう一生なのかはわからないけど、おそらく初めて脚光を浴びたのでしょう。だから舞い上がってしまった。そういう時、非難の言葉は聞き取りづらいものだ。でも近しい人ほどを芯を食ったことを言ってくれる。それがどれだけ耳が痛くても受け止められるほどの力がまだ彼女にはなかった。ただ幼かっただけなのだと思う。


自身のことを本当は社交的なのと話すさくら。たしかに、素直で人の話を聞くことが楽しそうだった様子を見るとそうなのだろう。ただそういう自分を過信して周りが見えていなかった彼女は、ひどく哀しく映った。

■2023年8月30日
当時観た時は、ラストシーンの意図に気づけなかった。抑制生活の反動で、最後に爆発したのかな程度に思っていた。今回は解説を読んだ上で視聴。切な過ぎて、興奮までした。神輿を担がれた時の自覚の無さが、こんなにも怖いものなのかと思い知らされた。

「完全すぎた殺人」福山雅治


■2024年7月6日
スター

キムタク回(S2-4「赤か、青か」)の時にも思ったけど、スターのひねくれているところが観たいのです!現実はキラキラしているのだから、ドラマくらいはね。酔いも甘いも知り尽くしているだろうし、いつもヒーロー役はもったいないと思う。その点、この回では人間の闇が存分に出ていて面白かったです!特に犯行が思惑通りに進んで、ぷぷぷと笑いを我慢しているところ(笑)黒さがにじみ出ていて最高でした!!


変わってしまったのは、堀井だったのかもしれないよ。でもさ、変わったことを感じていたのなら、もう少し受け止めてあげることはできなかったのかしら。別れたあとに同じ会社で、大学からの付き合いの仲間の男と一緒になられちゃったら、そりゃあ発狂するよと思うのだが…

気持ち
「僕が捕まれば、より彼女の心は傷つく」と語る堀井。しかしラストで恵と対時し、目に涙を浮かべていたのは堀井の方だった。他人だけでなく自分の気持ちも理解できていなかった皮肉さがせつなかった。

■2024年8月31日
福山雅治が卑屈な役柄を演じるのは珍しいと思った。他の作品でも、演じられているのかな。結婚したての頃、マツコに「これからは王道ではないこともしていかないと」って言われていたのを思い出した。主役級が犯人として出演できるのは、古畑ブランドがあってこそか。

「雲の中の死」玉置浩二


■2024年7月8日
世界史

高1の時に教わったな~マルクス・アウレリウス・アントニヌス!語尾がスで韻を踏んでいるからか、なんか言いたくなる(笑)

1st
「金で時間と空間を買う」と語る臺。いや~特別な日とか理由がない限りチョイスしない(できない笑)かな。古畑が「わかったような、わからないような…」と言ってくれて何より。

イメージ
玉置浩二と言えば、ドラマのコーチ!田園!青田典子!なのです。そのイメージのままの役だったので、スッと馴染みました。

醍醐味
コメディ回は、古畑が犯人を執拗におちょくるところが好きなので、それが少なかったのは残念。でもその穴を補う、もたいまさこの活躍。妻の言いなりになる臺が面白かったです。

ラスト
嘘もバレて、開き直る臺。妻にも反抗する。そんな様子を見て笑みを浮かべる古畑。変な小細工なんかしないで、正直になった方が楽ですよってことなのかな~

■2023年9月1日
ドラマ「コーチ」でサバカレーの工場主任で田園を歌う玉置浩二が好き。その時の素っ頓狂さが今回にも通じていて楽しく観れた。上手い具合にパイロットの振り続けてて笑う。奥さんとのやりとりも面白い。西園寺が大人に怒られたから子どもに当たる場面は、らしさが全開!

「最後の事件」江口洋介


■2024年7月10日
SAZ

古畑vsテロ組織!最後の事件と銘打つにふさわしい相手ではないでしょうか。組織を構成するメンバーが個性的でバランスいいなと思った。知、力、一般人、電波に強い奴にサイコパス。それぞれに強みがあるというか。

ロケ地
サンプラザ市原は、小学生の頃によく遊びに行っていました。映画館にプール、スーファミがプレイできる謎エリアがあって、ぷよぷよしていたと記憶。馴染みのある場所がテレビに出ると嬉しいですね。

今泉くん
ラストにデコ叩かれて嬉しそうな姿!古畑と今泉くんが仲良さそうにしているとホッとする。犯人の顔を覚えていたり、西園寺を助けたりと大活躍でした!!

紳士
「私を誰だと思ってんだ」と豪語する古畑。言葉通り、相手の先の先まで読み抜く!お互いのプライドをかけた紳士バトルにしびれました。テロリストだけど、センター長を気遣ったり、少年野球の子たちの純粋さを信じていたりと、人情派なところが古畑作品らしくていいよね!!

■2023年9月5日
前編→ほぼ犯行パートなので少し退屈。ボールペンをノックするだけで、間をもたす江口洋介に脱帽です。

後編→飄々と犯人を詰めていく古畑プロがカッコいい。職務熱心な局長は、今観ると憧れるものがある。当時は古畑さんすぐに帰って来てくれると思ったんだけどな…

SP5「すべて閣下の仕業」松本幸四郎🈚️


古畑任三郎 FINAL

「今、甦る死」藤原竜也、石坂浩二


驚愕
当時観た時、めちゃくちゃびっくりした。石坂浩二は、大御所だからクレジットされているんだな、そう都合よく思っていたから。堀部音弥が亡くなってしまった時、これどうなっちゃうのとTVの前で思ったことを覚えています。驚かされた振り幅が一番大きかったのは、本作だなと思います。

反動
大どんでん返しを知った上で観ると、あ~誘導してんなあと冗長的に感じた。驚くポイントが大き過ぎる程、再視聴時の楽しみ方が難しいのかもしれない。

煽動
今作の怖さは、人を意のままに操るところにあると思う。それが先生と生徒という関係の上で行われていることが尚更怖い。自分が尊敬している人の言葉には妄信的に受け入れがちだ。自分のものさしをしっかり持ち、自ら考えられるように気をつけたいと思った。

「フェアな殺人者」イチロー


名探偵
普段はミーハーでシャイなのに、事件が挟まると饒舌になる変わりようが名探偵すぎて好き!

ロケ地
オークラっぽいなあと思っていたら、やっぱりそうだった!内装とかレストランの外で滝が流れているとこなんかは、カメリアとそっくり!

兄弟
私、一人っ子なのでわからないけど男の兄弟ってのは、こんなに絆が強いものなの?腹違いってのも関係あるのかな…..

フェア
グラウンドでイチローに必ず自白させると宣言する古畑。ここ対決感あってテンション上がりました!あなたが犯人ですかとは尋ねない紳士的振る舞いがかっこいい!

サイン
2chで「値打ちが出ますよ」より「ウイニングボールです」の方がいいだろって書き込みを見たけど、イチローという存在は何があっても揺るがないって感じがするから、元のままがいいと思った。

「ラスト・ダンス」松嶋菜々子


変化
当時は、本作よりもFINAL1「今、甦る死」を大トリにすべきだったと思っていた。大どんでん返しの衝撃さがあったからだ。視聴率の差にも不服だった。FINAL1の方が、評価されるべきなのに…とTVっ子の私は思うのであった。

しかし、今は違う感想だ。本作が大トリでよかったと思う。

古畑作品を観られなくなるのは、とてもさびしい。だからこそ、古畑のことをもっと知りたくなる。本作では、古畑の恋愛について触れてくれた。しかも、視聴者のイメージとかけ離れない程度に。とても共感したし、ラストだからと語ってくれたサービスのように感じた。加えて、初回とのつながりにもニッコリしたし、最後のメッセージは、前向きな気持ちにしてくれる古畑作品にぴったりだった。

私、単純なので(笑)励ましてもらえると、頑張ろうって気持ちになります。それが、古畑作品の最も好きな所なのだと思います。以前は気づかなかったことに気づけた自分を好きになれるというか。そんな優しい気持ちになれました!

歳月を重ねて、古畑任三郎とまた出会えたことを嬉しく思います。

SP6「古畑中学生」🆕


先入観
意外と面白かった!!序盤は、中学生の周りで起こる事件なので少し退屈だった。でも、それらの事柄がつながっていき、物語が畳み掛けられる様は観ていて楽しかった!観る前はどうなんだ~と思っていたけど、古畑の「もらえるものは、みかんの皮でももらっておけ」という台詞を思い出し、観ることに。先入観で決めつけちゃうのはよくないね。

私利私欲
田舎の事件というと、S3-3「古畑、風邪をひく」を思い出した。お館様のために事件を起こす回とは違い、金のためだからか絆もへったくれもありませんでした。先生、和尚、役人と清さが強く求められる職の人たちが犯人なことに皮肉さを感じました…

ルーツ
教頭と警察に命を助けてもらった。この経験が、古畑の将来へつながったのかな。そう思うと、古畑のルーツを知ることができたので中学時代の話をやってくれてよかったなあと思います。向島くんが同級生だったという設定は、頭がこんがらがりそうだけど笑

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