震気楼№004
谷折りをタニオリと書くだけで何か全く別の意味が内包される気がした。それに気づいた途端に複数が喋り出したんで一人称を省いてみたら、型抜きみたいに浮かび上がってきたんだ、ドーナツを作ると穴が表現されるような。それでタイトルが決まったら続編が必要だって言うんで、ありもしない行間から誰かが見た事ないものを引きずり出す光景が見えてきた。無から有が生まれる筈はないから反有の世界を開いたって事になる。それで分かったんだよ、空間には反有との出入口の閉じ目が無数にあって、それを切り裂く能力とか開き具合とか。そうなると単位なんかも決めなきゃいけないし開きっぱなしにもできないじゃないか。メッセージだと思うんだよね向
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