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オオアリクイが招いた舌禍で ウィシュクベーハーの潮流が おぞましく愉悦を窘める 夜露を透か…
冷やしてしまえば 何処にも行けなくなる 細く青い血の流れ 机の端で突かれてよろめいた君の笑…
三日月の中を裂いて 淫靡な指が伸びる 我慢ならない涎が滴って 夜に代わり喘ぎ騒ぐ 獣色した…
上等なキャビアが色褪せたような目をしている 心が かぎしっぽ だったと 瞳孔の開いたガチャ目…
もはや誰しもが日曜日イブすらも怖いのだ あったまった弁舌から返り血のゲオスミン 蚊の鳴く声…
内部電源で突っ走るバットモービルに 轢かれたジミにジャニスにブライアン 32歳まで長らえてた…
アサイラムにブチ込まれたサナギ スローターハウスから聞こえる がらん胴のブルース サフラジェット・シティまで乗せてってくれよ 俺はトランスバタフライの元毒蛾さ 烏がついばむ退屈の亡骸の向こうで ウシガエルの群れがグロウルする ビッグマフを通した出涸らしの熾火で掻き毟れ
ウスバカゲロウに憧れて 脱皮し切った姿勢で身投げしたり 土中で病んで樹液をODしたり 言葉が…
俺の顔の方が表情が豊かだろうが お前はそんな口でもよく喋る 俺は声のない自我を持ってる シ…
テキサスの竜巻を言い訳に使って 青いモーフィーンが右巻きの渦を建てる時 フランジャーを潜り…
君から転がった孤独が 気管支でむせてから 下手に寝たフリをやめたんだ そんなこんなで 後先…
水溶性の俺で淹れたラテに 飴細工を施してから 深いリバーブで キナ臭い花びらが揺れる 看取…
空気が薄くなったみたいで あなた も おまえ も知らない セカイ 星の記憶が綺麗なんで 反対側…
真実の倍音成分を 見透かした色眼鏡だから ビシテキにも キョシテキにも 少し寝ぼけた 子供騙しの隠れ蓑で 憂鬱のペトリコールを 上書きしてやるのさ 斜にも構えない 朴訥な太陽さんから 敗走し尽くした先で 塗りつぶしたら勝ちだ 明日は曇天のト音記号に キ、ザ、ハ、シ とマジックブーツで 置いて回るよ 蛇の目もアンサングさ それは間違いない