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「誰にでもあるどうしようもなく寂しい夜を埋められる欠片になれたら」劇作家・ひらたあやが作品に込めた思いとは

前回は、S&D Projectの新たな挑戦、そして稽古前の意気込みについて、代表の星潤さんにお話を聞いてきました。

今回は「ひとりぼっちの夜」の生みの親、
劇作家のひらたあやさんにインタビュー🎤

作品に込めた思いと稽古前の心境をたっぷり語ってもらいましょう!

ひらたあや 
劇作家・俳優・絵描き。劇団四季にて「エルコスの祈り」「魔法をすてたマジョリン」などのファミリーミュージカルを中心に様々な舞台を踏む。退団後、2015年より劇団「まるでゆめのようだ」を立ち上げ、脚本・演出の経験を積む。現在はミュージカルサークルS&D演技講師・こども六法スクール演劇教育担当講師をつとめながら、S&D Project にてオリジナルミュージカルを作・演出している。代表作は「ひとりぼっちの夜」「ひみつの箱には、」など。

S&D project 第1作目となった「ひとりぼっちの夜」この作品に込めた思いについて教えてください。

── 一番は、誰にでもあるどうしようもなく寂しい夜を少しでも埋められる欠片になれたら、という願いです。
そして次に想像力。ネットで検索すればすぐに正解が導き出される(正解かどうか最近は怪しいですが)現代で、季節がうつろうことや自然が変化していくことに対して「もしかしたら不思議な世界の住人が春になると花に色を塗ってるのかも?」と想像ができたらきっと楽しいし、世界が色付いて見えるのではと思いました。
「ひとりぼっちの夜」を観た後は、曇り空も、綺麗な空も、月明かりも星灯りも…「おっ、やってるね。じゃあ私も頑張ろうかな」なんて、ちょびっとでも前向きに楽しめるあなたになれたら、と祈りを込めて書きました。

「ひとりぼっちの夜」という作品の"生みの親"としての願いを聞かせてください!

──このリーディング公演を通して、もっともっとたくさんの方にこの作品を届けられたらと思っています。ヨシュカを子どもが、ルーナを年配の方々演じられたり、ミュージカルなんてやったことない、観たことないって方まで届けられたら嬉しいですね。

「ひとりぼっちの夜」を、S&D Projectを、見つけていただいて嬉しいです。私たちは今、大きな大きな夢を持って一歩一歩挑戦しております。まだまだ未熟なプロジェクトですが、応援してくれたら嬉しいです!

7月からついに稽古開始ですね。初のリーディング公演。意気込みをどうぞ!

── まずなによりも、私の書いた大好きな「ひとりぼっちの夜」が、5パターンのキャストで観られることに私自身が一番ワクワクしています。一般公募の方の中には初めてお芝居をするという人もいるので、芝居の楽しさや"作品を生きる"という、演劇以外ではできない経験を覚えていただこうと思います。(なんかちょっと怖いですね?)

S&D OBOGはきっと理解度が高いので、サークルを引退したみんながやる意義のあるものに。

そしてプロたちとは新しい「ひと夜」を作れるように!

2019年トライアウト公演「ひとりぼっちの夜」より

リーディングというアプローチで「ひとりぼっちの夜」がどんな世界を見せてくれるのか、私自身もまだまだ未知数ですごく楽しみです。私も花組で生命のデザイナー・カミユとして出演します。長台詞を覚えなおさなければ!

個性豊かな"さかさまの住人たち"やヨシュカ、フランツカに会えるのをお楽しみに!

ひらたあやさん、ありがとうございました!


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