Lightroom
Adobe社のLightroomは非破壊編集である。非破壊とは、元データと編集データを別々に保存することで元データを保持する(復元可能である)。一方でPhotoshopはどは破壊編集であり、一度編集すると元データは破壊される。
●編集
◆プロファイル…カメラプロファイル、カメラで撮影したRAWデータ(非圧縮画像)を現像する際にベースとなるカラーを適用する。(プロファイルはパラメータが変化しないが、プリセットはパラメータが変化する点が異なる)
◆ライト
露光量…露出、写真の全体的な明るさ(明るい=ハイキー、暗い=ローキー)
コントラスト…写真の明部と暗部の差
ハイライト…写真の明部全体を補正
シャドウ…写真の暗部全体を補正
白レベル…写真の最明部を補正(白飛びを調整)
黒レベル…写真の最暗部を補正(黒つぶれを調整)
◆カラー
ヒストグラム…横軸は左端は黒レベル、左側がシャドウ、中央が中間調、右側がハイライト、右端は白レベルの輝度を表す。縦軸はピクセル量を表す。基本カラーはRGB、二色重なった色はYMC、三色重なった色はグレーで表す
トーンカーブ…カーブの形状を変化させることで色補正をする
色温度…ホワイトバランス、寒色(ブルー)か暖色(アンバー)に補正、単位K(ケルビン)
色かぶり補正…ティント、緑色(グリーン)か赤紫色(マゼンタ)に補正
自然な彩度…写真の中で彩度の少ない部分のみの彩度を補正
彩度…写真全体の彩度を補正
カラーミキサー(HSL)…色別(レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、アクア、ブルー、パープル、マゼンタ)に、色相・彩度・輝度を補正
カラーグレーディング…ハイライト、中間調、シャドウ、全体の色合いを補正
◆効果
テクスチャ…写真の質感の強弱を調整
明瞭度…エッジ(輪郭)を中心に明暗差を調整
かすみの除去…靄(もや)を調整
周辺光量補正…写真の四隅の明るさを調整、カメラやレンズによる周辺減光を修正する
粒子…ノイズを加える
◆ディテール
シャープ…エッジ(輪郭)のコントラストを調整
・半径…エッジの太さを調整
・ディテール…精細度を調整(高いとノイズが発生する)
・マスク…ノイズを発生させずにエッジ部分のみシャープにする
ノイズ軽減…照度ノイズ(色のない粒子)を調整
偽色の軽減…カラーノイズ(色のある粒子)を調整
◆レンズ
色収差を除去…パープルフリンジ(逆光などで暗部のエッジが紫色になる現象)を除去
レンズ補正を使用…レンズの歪みや周辺減光を補正する
◆ジオメトリ
Upright…写真の遠近感を自動で補正する
・自動…自動で全体を補正
・レベル…水平方向の傾きを補正
・垂直方向…垂直方向の傾きを補正
・フル…より極度の補正がかかる
切り抜き制限…オンにすると、補正により生じる空白部分を自動で切り抜く
↓以下は手動で補正する機能
ゆがみ…樽型収差や糸巻き型収差を補正
垂直方向
水平方向
回転
縦横比
拡大・縮小
Xオフセット
Yオフセット
●プリセット…写真の色味や質感の調整がすでにセットされたファイルを適用する。自分で作成して保存したり、他者が作成したものをダウンロードすることもできる。(プロファイルはパラメータが変化しないが、プリセットはパラメータが変化する点が異なる)
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