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たとえ、その人が良心から英語の間違いを指摘しても、言われた人がimproveしないワケ


たまに「アドバイスした側の嘆き」として
タイトルについて感じるものが散見されます。

アドバイスした方の想いも
分からないではないんです!

(むしろ、英語が母語に近い人であればあるほど、会話中の言葉がおかしいなどとは指摘してほしくても、そうしてくれない。
※なぜなら会話が進まないから

だから英語圏での在住経験が豊富な方が
知り合いなら私も袖をつかんで聞いてしまう!)

英語学習者でもある私は
受け取る本人の気持ちもわかる!
でも…

無料で受けられたフィードバックだ、lucky!!

とは第一印象で思わない…残念ながら。

注)
あえて書きますが
SNSとて、ふだんコミュニケーションとってる方からなら
「Naokoさん、◯◯は〜だと思いますよ」なら「わわ!ありがとうございます!」となる。

ここで挙げているのは、
SNS上で面識がなく、素性も定かでない人の
いきなり飛んできた文字に対しての予想される反応。

感情を抜きにして捉えられないのは当たり前。

感情がどうしても先に反応するのは
仕方がないことなんです。



私たちには
「受け取りやすい」伝え方・言い方というのが
あるらしいのだ。

相手が日本人ならば、
…いや日本人でなくても、面識がないなら
せめて相手の「受け取りやすい形」にして届ける配慮はしても損はない、と考えている。

なるべく理性的に捉えられる土台が
あるほうが双方無駄なエネルギーを費やさなくて済む。

言われた方→ムッとする

言った方→なんで?なんで?のワンダーランド

これが分かってるのだから
お互い合理的に進められるアプローチでいいのじゃないかな〜と思うんです。


だから、英語を教える仕事、コミュニティ(Twitterのスペースなど)、ってのがある。

アドバイスではなく

・教える-教わる
・シェアする

これが設定されてる方が無難。



(私も自分のことを知る方や、リクエストがない限り、大人の方にアドバイスはしない。
私たち日本人には英語コンプレックスが確実にあり、言語についての指摘は過敏にうけとられることが多々ある。)

世の中に
ビックリするくらい博識で、その分野で秀でている人がたくさんいるが
だからといって
その人たち全員がその学習者に
"アドバイス"するのに適しているか、というと別の話。

また逆に、
話術に長けているだけの人の話を
多数が盲信的に信じ込むのも危険を孕む。

中庸(ちゅうよう)でいきましょう笑



話を戻しますが、
学習者みんなの経験や知識や精神性、
その時の環境は千差万別で
アドバイスを受けとるための理解度に、こちらのレベルが達していないこともあるかもしれない

そこまで考慮してアドバイスするなんて
効率的でない。

人が話をきくのはどういうときか


この(自分が知りたいことを教えてくれそうな)人だから、ときく。

自分のことを知ってくれている(かのように理解をしてくれる)人だから、きく。



それは子どもだけでなく大人だって同じ。

私たちの中にはこう考える節がある。

"ある程度以上のレベルの英語話者なら
捉える側によっては大差はない

だったら

圧倒的に何か突き抜けているとか
(3言語以上扱えるマルチリンガルや、
nonネイティブスピーカーながらBBCの記者をされている、
ハリウッドで映画に出てる、みたいな)

伝え方がうまい人がいい。"

その気持ちがわくとき
私たちは言葉を聞きたいと思える何かをその相手に感じている

それは『魅力』『興味』と言い換えられるかもしれない


更に、

アドバイスは頼まれてからして…お願いだから…

と考える方もいるだろうと思う。

認識がない相手に
いきなり「アドバイスする-される」を
仕掛けても成立しない。

一方だけがそのつもりで
相手にその気がない、『一人相撲』になる。


(思春期の私は、母相手にディスカッションを仕掛けて、意見や所感をお互い言い合いたかったけれど、結局母はディスカッションの認識がなく、それを楽しもうとする私のことも理解されなかった。大人と話したかった私は職員室でその欲を発散していた。)


本当にそれって本人のためになってる?

恥ずかしい思いをする前に言ってあげよう!

…という気持ちがあるとは思う。


実は私は
恥ずかしい思いや困った状況を
自分で経験すればいい、と思っている。
そうした経験は確実に考えさせられ、
成長するから。


それは言語学習にもあてはまり、
自分にもそれは必要だと信じてきたから、逃げるな、と。

そうして感情をともなう経験を
重ねさせることは言語の向上と
精神性の成長に
とても役立つ。


人は
『自分で決めたことには快感を覚え、他人が決めたことにストレスを感じる傾向にある』といわれるみたいですし。
(引用文献なくて申し訳ないです)




こうツイートしたように
求めなければ上手くいかない、

(が、それでも大事なことは伝え続ける。
但し、その役を与えてもらってる設定がある前提)

求めたときシェアするとグンと伸びる。



それは各年100〜200人のこどもさんやティーンたちを10年みてきた私の今の所感。

思うところがあり、書いてみた私の所感でした。

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