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こんなミステリーもある

「小説は色んな人が関わり、推敲して完成されているのでハズレなどない。」絶対的信頼をおいて読んだその本に裏切られた感は否めませんでした。ある意味おもしろいですが、本を二度見したのは初めてかもしれません。

こんばんは。今回はミステリー小説を読んできた中で初めて残念だと思った小説を紹介したいと思います。小説名は伏せて書きます。

小説について

この小説は2017年に第1刷が発行されており、とある賞の候補まで昇りつめています。著者もいくつか小説を書いており受賞しているものもあるようです。
自分もこの著者の作品を読むのは初めてでしたが、大好きな山荘系の作品だったのであまり考えずに購入しました。
設定は、雪に閉ざされた山荘で突然発生する連続殺人密室事件。推理が繰り広げられ解決かとなったそのとき、まさかの大どんでん返しが起こる。見事に騙される快感に身もだえするミステリー。
となっています。
また、特徴として所々に著者のメッセージが載っており、この後物語がどう展開していくのか示されている一風変わったものとなっています。

まさかの展開

驚いたのは最後の謎解きの部分です。犯人を特定してからの流れを読んでいた時、確実にもうひと展開あるなというのがわかりました。しかし、自分の予想していた展開ではなく、まさかの展開が繰り広げられました。そうなった経緯がまったくわからなかったので、少し焦りながらもこれは犯人をあぶりだすための芝居だろうと思いながらその先も読み進めました。しかし、そのまま事態は展開せず終わってしまい、なぜそうなったのか全くわからないまま読み終えてしまいました。

カスタマーレビュー

もやもやを取り払うべく、アマゾンのカスタマーレビューで他の人の意見をみて、やはり戸惑う人が多かったんだと確認できました。むしろ、途中で犯人がわかった、トリックがよめた等名探偵ばりを発揮している極めし者がチラホラおりました。
どうやら、すっかり忘れていたある文章が効果を発揮していたようです。

感想書評

こういう経験ができたのはある意味喜ばしいことで、振り返ってみると面白かったなと感じました。こういう出会いを求めて色んな小説を読んでみるのもありだなと思うと本屋に行くのが楽しくなりますね。みなさん是非探して読んでみてほしいなと思います。




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