冬凪           374-0/21Ⅴ


     冬凪や水平線の沈黙よ

     冬凪や水平線と雲の静

     冬凪の水平線や錆浅葱

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 日めくりのことばの意味を調べてみた。気が済んだ。

敵の急所はわが急所 検索したら一番初めに日本囲碁連盟の囲碁用語と出てきた。365日分をいろいろなところから集めているのだと思った。

人事を尽くして天命を待つ 「果報は寝て待て」とか「天は自ら助くる者を助く」に似ている。

橋が無ければ渡られぬ 仲立ちがなければ物事が進まないことや、手段・方法がなければ目的が達せられないことのたとえ。

風邪は万病のもと これを検索したら病院とか製薬会社がたくさん出てきた。国語辞典の意味は10番目くらいに出てきた。

身に勝る宝なし この世には自分より大事なものはないということ。確かにそのとおりだ。身は体のことだろうか。自分とは体のことだろうか。

冬来たりなば春遠からじ 故事ことわざ辞典に「イギリスの詩人シェリーの『西風に寄せる歌』の一節『If winter comes, can spring be far behind?』に基づく。」とあった。シェリーとはPercy Bysshe Shelley (1792-1822)のことである。 

人間一人は世の宝 人は世の中にとってそれぞれに尊く、たいせつなものだということ。人命尊重をいう。上記の「身に勝る宝なし」に通じるように思う。

月日変われば気も変わる 月日が経てば人の気持ちも変わる。人の心は定まったものではなく、変化していくということ。

残り物には福がある 人が取り残した物の中には、思いがけず良いものがあるということ。

急いては事を仕損じる 何事も焦ってやると失敗しがちだから、急ぐときほど落ち着いて行動せよという戒め。これは身に染みる。

千兵は得やすく、一将は求め難し 兵を大勢集めるのは簡単だが、それを統率する優れた将は一人見つけるのも難しい。


異存・難色の発声(5回でアウト)

 早々とアウト。もう成り行き任せである。

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