懐手           366-0/21Ⅴ

 きょうの日めくりに「とおかんや」とあった。十日夜と書き、旧暦十月十日に行われる年中行事のことで、田の神が山へ帰っていくのを送る収穫祭の一種でといわれる。

 懐手という季語がある。「1 和服を着たとき、手を袖から出さずに懐に入れていること。」と「2 自分では何もしないこと。」の意味がある。1を実際にやってみた。なるほどこれは暖かい。手足は冷えても胴体は大抵温かい。1の例文に「―こころ見られしごとほどく/汀女」とあった。

 さて、日も落ちたころまた懐手をしてみた。

     懐手胸温めし日没後

 午前中とは逆に手の方が温かくなっていた。


異存・難色の発声(5回でアウト)

 このところ三日連続でアウトになっている。きょうはカウント3で今のところセーフである。

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