秋日傘          338-0/21Ⅴ


     子に送る手紙片手に秋日傘

     秋日傘短き飛行機雲かな

     秋日傘乾いた空や下駄の音


異存・難色の発声(5回でアウト)

 返事をするまでに少し間があったので何かさしさわりがあったか聞かれて、言いたいことはあった。これを言うと難色を示すことになるとわかっていた。少しの間逡巡した。言うのを見送り、ハンドサインに切り替えた。相手は首をかしげて終わった。回避できるときは回避する。考える余地のあるときは。異存・難色を回避する。

 「かっ(らい。)」かろうじて「かっ」で止めたもののカウントする。おいしいという意味であったらセーフである。本日のカウント1。 

 「千と千尋に出てくる蛙みたい。」などでカウント3。




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