冬日和・冬の雲 373-0/21Ⅴ
顎上げてしばし空見る冬日和
ストレッチのように思い切り上を見ることをどう言うのだろう。地面と水平になるくらい顔をうしろに倒すことを。
そこまで考えてお風呂にはいった。お風呂の中でも考えた。そのまま言えばいいのだと思った。
ストレッチして見上げるや冬の雲
普段下を向いていることが圧倒的に多い。正面を向くことさえ、歩くときくらいのものだ。いつもうしろ首が伸びているからたまには縮めると気持ちがいい。
白くてふわふわして小さめな雲が近くにあった。遠くに見える雲は、上が白くて下が灰色だった。灰色の雲の上に白い雲が重なっているようだった。
異存・難色の発声(5回でアウト)
手首のゴムは左手にあって今カウント4である。と思っていたら、「やめさせて。」と興奮気味に言ったのを思い出したのでアウトである。過去(もちろんきょうの)を思い出してアウトにするのはどうかなという気もする。かと言って思い出してしまったものを無視するのもどうかというところだ。
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