夏の山          297-2/21Ⅴ


     夏の山登りて出でる田の緑

 蕨が生えているような低い山ながら、田んぼの青々とした絨毯も見えたし、遠くの山の頂上も見えた。きのうのことである。



異存・難色の発声(5回でアウト)

 「物色しないで。」猶予が五回あることを見越しての発声であった。五回というか四回まで言える今はそれでもいい。一回でアウトのリアルガチのときはどうするのだろう。まるでひとごとみたいに言っている。

 その後、何か言ったような気がする。すぐにメモすることを怠ると忘れてしまう。今覚えているのは、「壊れてるの。」だけである。現時点で三回だろうか。

 「水に入れないで。」四回。あ、そうだ、「猫が鮭を引っ張っていって食べて吐いた。」

 判定するとき、言い方というものが多分にウエイトを占める。気持ちが言い方に表れる。ただの報告か不満か。言い方に左右される。

 きょうはぐだぐだである。アウト。また振出しに戻る。


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