春の筍・春筍       627-2/21Ⅳ

     がしがしと食む春の筍の汁  暦
 春筍ということばが、春の筍の子季語にあったので、「味噌汁の春筍がしがしと食めり」としてみた。「味噌汁の春筍」が説明臭かったので、最初の方がいいと思った。がしがしと食むは、汁にかかってしまうだろうか。そうだとすれば、二番目の方がいい。語順を変えてみたらどうだろうか。 
     がしがしと食めり春筍の味噌汁  暦
 最初の句と同じだ。
     がしがしと食めり春筍味噌汁で  暦
 なんだか苦し紛れだ。筍の歯ごたえを言いたい。
     がしがしと食む春筍や汁の中  暦
 何の料理かは捨ててみよう。
     がしがしと食む春筍ややはらかし 暦
 歯ごたえもあって柔らかいという結論である。
 


異存・難色の発声(4回でアウト)

 ボール2でセーフだった。
 きょうの日の出時刻はきのうより2分早くなり、日の入り時刻はきのうより1分遅くなった。日の長さは、冬至から4時間16分伸びた。

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