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#78【佐藤可士和の超整理術】

佐藤可士和さんは、お好きですか?
あなたの参謀 中井健太です。

ブランディングといえば、ユニクロ、今治タオル、セブンイレブン・楽天など、数々の大手企業のブランディングを担当してきた佐藤可士和さんが、連想する人も多いのではないでしょうか?

シンプルかつ、インパクトを与える佐藤可士和さんの仕事術を再読してみようと手に取ってみました、もう3度目かも知れません。1日200冊を出版している本がある中、3回読む本は、とても良本だと思います。

さて、佐藤可士和の超整理術をご紹介させて頂きます。

◆「楽しく、速く、いい仕事をして、人に喜んでもらって、自分もハッピーになりたい」仕事に対して、どんな気持ちで取り組んでいるかと聞かれたら、僕はこう答えます。
◆答えはいつも、自分ではなく相手のなかにあるからです。それを引き出すために、相手の思いを整理するということが、すごく重要になってくるのです。
◆整理するには、客観的な視点が不可欠です。対象から離れて冷静に見つめないと、たくさんの要素に優先順位をつけたり、いらないものをバッサリ切り捨てたりすることはできません。徐々に大切なものに焦点を合わせ、磨き上げて、洗練された形にしていきます。
◆整理することでいちばん大切なものを見つけ、磨き上げてデザインする。それがうまくいけば、見る人にメッセージを限りなく完璧に伝えることができる。つまり、僕のやっていることは、ブランドや商品と世の中とを結びつける、コミュニケーションデザインの仕事なのです。
◆「注目を集めることが大切だ」という本来の目的に一度立ち返ってみればいい。
◆思考を情報化するためにはどうしたらいいか。必要不可欠なのが、”無意識の意識化”というプロセスです。
一番大事なことは、”言語化していくこと”です。
◆柳井さんの言葉が、それを物語っています。
「このシンボルマークは、非常に気に入っています。なぜなら、まず”赤い”。そして、”右肩上がり”。さらに”尖っている”から」赤というのは、革新的であること。右肩上がりというのは、三角形の底辺が斜め右に上がっている形から、成長しつづけるエネルギーを連想させるものです。
◆最大のポイントは、視点を見つけること
空間の整理・・・整理するには、プライオリティをつけることが大切
情報の整理・・・プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠
思考の整理・・・視点を導入するためには、まず思考の情報化を
定期的にアップデートする → モノを増やさないため
モノの定位置を決め、使用後はすぐに戻す → 作業環境をすっきりさせるため
フレームを決めてフォーマットを統一する。 → 分かりやすく分類するため
◆”問題解決は”、あるべき姿を見つけること”と置き換えてもいい。あるべき姿を見つけるひとつの方法として、整理術があるのです。整理して新しい視点を見つけるということは、それまで見えなかったものが見えてきて、視点がクリアになるということ。新鮮な気分になったり、インパクトを与える切り口が見つかったり、人を感動させるポイントが把握できたりーーポジティブな発見がたくさんあります。つまり、視点を見つけたその時点で、アイデアの糸口になっているはずなのです。
◆問題解決のための手がかりは必ず、対象のなかにあります。優れた視点で対象を整理すれば、解決に向けての方向が明確になる。答えは、目の前にあるのです。

佐藤可士和の超整理術

今の世の中は、情報やモノで溢れかえってます。どれが正しいのか?必要なのか、分からなくなってしまう時があります。しかし、一個ずつ、これが本当に必要なモノなのか?と、立ち止まることで、本当に必要なモノが見つかると思います。

結局は、答えは外にあるのではなく、自分自身にあるのだから。
そんなことを気づかせてくれる本書でした。

最後まで、ご覧下さり、誠にありがとうございます。

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