【番外編・改造するときの心持について】自分のバイクを直してみる
どうもみなさん、おばんです。いちやです。本来ならみんカラというサイトで書くべきなのかもしれませんが、今までの改造に通ずるものもあると思うのでお話していきたいと思います。
プロローグ
あれは、友人と山奥に行った時のこと・・・ギア付きの原付である、エイプ50を乗りたいと言ったので、貸してみました。「こっちがローで、こっちがセカンド・・・で、クラッチがここですね」次の瞬間、友人だけが取り残され、バイクは半ばウィリーし、倒れました。友人にけががなくてよかった・・・とはいえ、左のステップとシフトが曲がってしまったので、修理をすることにしました。ついでに、メーターも購入し、付け替えることにしました。このメーターがのちに悪夢を生み出します
シフト交換
とても簡単です。ねじを外してつけるだけで終わりました。
ステップ交換
これが一日かかりました。ステップはそこまで難しくはなかったです。
基本的に、分解するときはよく構造を見るようにしています。
ねじ止めなのか、接着剤なのか、爪なのか。どこが固定されているのかなどです。これは、バイクなどの機械にも通ずる部分があります。今回は2か所固定されていたので、外してみました。裏側に、謎のパーツがありました。
これはですね、ギアが入っているときにスタンドを下すと、それと検知してエンジンが止まるようになっている電気部品です。これも取り換えの対象です。ステップに取り付けられているナットを外し、ボルトも外します。やけに小さいなと思っていると、ボルトの中にねじ穴が作られており、こちらも外す必要がありました。
こちらを外すとやっと、交換できるようになりました。。。余談ですが、この付着している赤い粒なのですが、こちらはねじロックと呼ばれるゆるみ止めの接着剤の一種です。これを付けることでゆるみを防げるのですが、こちらが自宅になく、滑り込みでホムセンに買いに行きました。アホです
こうして完了したのでした。。。ねじロックにこだわった理由は実は結構あります。単に採用されていたからというわけではなく、これが導入されている理由が「振動に耐えないといけないような部品であるため」という目的を持っていると認識しているからです、
ここからちょっとnoteっぽくなります。(ちょっと心理的なものが入ってそうという勝手な偏見)
私が思っているスキルというのは「なんでもいいから一つ極める」ということです。今回で言うなら大元は「電気電子」という分野をもとにお話をしています。これが電気と関係あったのって、なんかあったっけ・・・?と思うかもしれません。実はいろんな話がすこし混じっています。
電子分野において一番過酷とおもわれるシーンはなんでしょうか。宇宙開発です。例えば、アポロ13号のコンピュータはファミコンよりも性能が低いそうです。そのうちの理由の一つとして、「信頼性を持たせた」というお話があります。いまだに宇宙で採用される基盤もチップではなくはんだ付けだそうですよ。
振動や、熱、紫外線などの度合いが違えど、過酷な環境にさらされるのはバイクも同じことではあります。よって、気を付けるポイントはおのずと絞られてきます。ただねじ締めをするだけでなく、なぜここはねじ止めなのか。コスト、安全性、汎用性、作業員の作業のしやすさ。どれを取ったのかを考えたりするのが楽しいですし、自分の身を守ることにつながるということになります。ここでコストを意識しすぎるとどうなるのかをお話していきましょう。
メーター
私は楽天でかなり安いメータを見つけたので購入しました。iPadを分解し、直した私ならどうにかなるだろうと思っていた矢先、ライトの蓋を開けると
絶望しました。なんだこれは・・・なにがなんだかさっぱりわからん・・・しかも、大学時代の私は、父親にできないからと任せていたのです。忘れていました。圧着端子と、ビニルテープの組み合わせという電気工事士ご用達の配線方法で組まれていたことを・・・そこで、メータ側の配線を調べると、商品紹介ページにこんな記述が
よし!これなら勝てる!!この通りに配線すればいいんだからな!と思い、いざ見てみると
んんんんんんんんん?
なんか見たことない色がエントリーしてますねぇ・・・
そこで仕方ないので、もとについているメータのバックライトの電流を使って、全部一旦点灯させてみました。
これで、配線の役割がわかったので、配線することができます。
ここで難しく考えないことがポイントだと思っています。
1、ショートしてはいけない
2、正しくプラスとマイナスをつなげればいい
これだけです。
1、ショートしてはいけない
簡単です。何もつながずにプラスとマイナスがつながってしまうとこわれます。電池に何もつながずに銅線くっつけると電池が死にます。また、ついている部品が水でぬれたりするとそこが機能しなくなり、水が銅線と同じ役割をはたして部品を壊したりしてしまいます。
2.正しい位置にプラスとマイナスをつなぐ
今回のメーターに関してはこれにつきます。車やバイクの配線で前提知識はマイナスにあたる、アース(グラウンドともいう)はボディに固定されているという点です。今回はライトの側面にボルト止めされていたので、アースにされがちな色(黒)をアースにしてみると光りました。後ほどわかりましたが、茶色もアースになります。
で、終わったなぁ、つなげるかと思っていると
ライトが消えていたんですよねぇ・・・
ライトはどうにか治したので、配線をしていこうと思います。今回は熱収縮チューブというのを新しく購入しました。これはヒートガンで熱することで防水とショートを防ぐ役割があります。線をがっちりつないだ後、これを使って配線を仕上げます。
ここでアクシデントが。スイッチ類はすべて点灯したのにも関わらす、なぜか、バックライトだけ点灯しません。。。なんでだ・・・?と思い配線図を検索します。
メータ照明ライトという部分が該当箇所です。この色は。。。黒。。ということで試しに電流をテスターで測りました。電流は来ています。これでいけると思い、銅線を触れてみると、点灯しません・・・なぜ。。?と思っているとメータから煙が・・
すぐさま外して、考えます。
煙発生する原因となったのは2つが考えられます。
ショートによる発熱
ダイオードの逆電流の過熱
さほど電流を流して確かめているのでショートは考えづらいかなと考えつつ交換前のメータをつなげてみると正常に光りました。
原因はダイオードの逆電流ということになります。LEDは発光するダイオードです。ダイオードは一方向にしか流れません。よって、電流の方向が逆で、ダイオードの耐えられない電流が流れると、煙が出るわけですね。こうして、配線が終わり、無事に点灯するようになったメーター君ですが、走らせると、30㎞でなぜか60㎞を指し示すようになりました。
まとめ
・改造などはそんなに難しいことではない。失敗してもリカバリーできる策を幾通りも考えれば、失敗はしない。
・電気は扱いさえしっかりできれば痛い目を見ることなくできます。もし需要があればそういったお話も書こうかと思います。
・中華は当たりはずれがマジででかいね(白目)
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