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【タンソンニャット空港、長~い列の入国審査はもう、嫌!と言う方に…その1-APECカード】

一昨日、一時帰国からホーチミンにお戻りの方が
「ついにAPECカードを取得した!楽ちん!」

あのタンソンニャット空港イミグレのあり得ないほどの長ーい行列。
待ち時間30分以上はざら。
1時間、1時間半掛かったという激怒や諦念の声が、SNSでの投稿でも散見されます。

APECカードを取得した、取得したいという声も多く。
私も日本ではとある貿易会社の取締役なので、取得できないことはないとは思いつつ。
コロナに突入してしまいました。

ふたたびベトナムに入国する機会が増えて来て、なんとかファストレーンを通りたいと調べてみることに。

APECビジネス・トラベル・カード(ABTC)の取得について。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/vabtc_index.html
※外務省のページです。

ABTC専用レーンを利用できる。

■有効な日本国パスポートを所持している

■申請書や提出書類に虚偽の記載がない

■犯罪歴がない

■外務大臣が告示で定める以下のいずれかの条件に当てはまる
 (プロスポーツ選手・報道特派員・芸能人・ミュージシャン・アーティスト・同様の職業に当たる方は対象外です。)

■APECビジネス諮問委員会の日本委員・日本委員代理・日本委員をサポートする業務に従事する者

■金額の大きさに関係なく、貿易・投資実績がある企業の経営者または当該企業に雇用されている者で、貿易などに関する事業を目的とした往来が必要であると認められる者

■ABAC日本支援協議会の構成団体の職員・その団体の会員である機関の経営者・当該機関に雇用されている者で、貿易などに関する事業を目的とした往来が必要であると認められる者

■貿易などに関する事業を行う機関の経営者・当該機関に雇用された者で、
 災害復興に資すると認められるものを行う目的として往来し、かつ今後も往来する必要があると認められる者

有効期限は5年です。

今年の4月から、ABTCはWEBで取得できるようになりました。

申請にかかる費用は、合計で15,000円前後です。
こんな申請は面倒くさい!という方には、業者に丸投げ、2~3万円程度のようです。

ただし、申請から交付までに、かなりの時間を要するとされています。
現在は申請数の増加にともない、交付までに9カ月程かかります。

ざっと要約すると、以上です。

必要な書類および申請方法などについては、当該ホームページ↑↑↑↑↑をご覧ください。

視察や出張などで海外を頻繁に行き来する方には便利です。
(なお選択できる国は5ヶ国までだそうです)

ここで注意点です。

すでに在留資格を取得している場合
入国しようとする国・地域の在留資格をすでに持っている方は、
ABTCを使用して入国すると、「短期商用」などの在留資格を誤って与えられる可能性があります


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さて。私の場合ですが。
2017年2月に、在ホーチミン日本国総領事館でパスポートを新規に取得しました(パスポートの場合番号が変わるので、更新ではありません)。
総領事館だと、私は日本人ですのでたいへんスムーズかつ早く取得することができます。
2017/02/23
【パスポートの切替は日本よりベトナムの方が、おすすめ!】
https://sake.vietnhat.tv/e32453.html
※記事は2017年当時のものです。

あれからもう7年が経ったのですね。
コロナがあったからか…早い…スタンプページもまだまだ残っています。
ですがAPECカード取得に9か月も掛かるのであれば、パスポートの残り期間が2年を切ってしまいます。
パスポートの有効期限とABTCの有効期間は連動していますので、今、申請するともったいないですね。
2027年になったらもう一度考えることにします。

そこで、もう一つの手を調べてみました…続く

※写真
空港での行列のイメージ写真。
ベトナムの空港のイミグレは撮影禁止ですので、こちらはKIXの2017年当時の写真です。
この写真は出国時、チェックインしてから保安検査に進む前段階の行列です。
KIXも7年前はこんな時があったのですね。
今はすべての乗客が自動化ゲートで保安検査に進むようになり、検査員も増員されスムーズです。


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