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革製品にお手入れが必要なワケ

実用
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読書

手袋でもバッグでも靴でも
普通、皮製品はクリーナーできれいに汚れを落とすだけでなく
クリームなどを付けて磨かなくてはナラナイ、とされているが
自分としてはコレがナカナカめんどーくさくて。(恥)
で、ある時先輩から
「ウシもブタも外で雨風に当たってるんだから、汚れ落としは水拭きでいいのよ」
と言われて「そーだよねー」と納得して
以来汚れ落としは水拭きでやっていた、のだが
クリームをつけて磨くことについては
(ウシもブタもクリームなんてつけてないじゃん)
と思って、こちらはほとんどやってこなかったのぢゃよ。
さてそこで
細胞について色々と勉強した時に気が付いた!

「こわいもの知らずの病理学講座」中野徹著 晶文社

細胞は常に水分や栄養分を補給してもらって生きているが
製品となった皮は「死んでいる」
ってことは・・・
補給路が絶たれているってことでは!?
それだから干からびちゃうんだ!
そーかーだからクリームつけてやらなくちゃいけないんだよ!
さらには本革じゃなくて合成皮革でも
クリームをつけてのお手入れが必要だとわかって
(靴屋さんの店員さんが丁寧にやって見せてくれた)
「お手入れ」というのは「維持管理」なのだと納得したのである。
素材を殺さない、というのは何かを作るときのことを指すだけでなく
出来上がった製品を殺さない、という意味もあるのだと。
製品のお手入れは製品の生命維持っていうことなんだな。
というワケで
細胞の勉強をしてよかったことがひとつ増えたのでござるよ。
「お勉強」と揶揄されがちだが
勉強は実用につながる ♪

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