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作業空間

実用

以前、ワークショップを企画するのにウェブ上のエクセル画面を使った。
メンバーで共有した画面のセルに
グループメンバーのアイディアを書き込んでいったのだが
そのセルの一覧表が大きすぎて、一度に見渡せなくて
画面をいちいち移動して見ながらの作業になってしまって
全然はかどらない…。
表示を小さくしたら字が読めないし…。
で、その作業方法を提案した先生の準備室に行ったら
「バカでかい」ディスプレイがあって
なるほどこれなら一覧表全体を一目で見られるよなー!
と納得した。
そのとき自分が使っていたのは小さなノートパソコンだったから。

また
以前、本格カレーの作り方を本で見て
あまりに旨そうなので作ってみたらものすごく時間がかかって大変だった。
どうしてこんなに大変になってしまったのだろうと
改めて本を見ながら考えていたら
作り方の写真画面の「あること」に気が付いた。
肉や野菜の切り方を上から撮った画面の背景が
全部まな板だった…。
つまり、そこで使っていたのは「すごく大きなまな板」だったのだ。
当然、調理台も広かったはずだぞ、と。

当時、狭いアパートの狭い台所で料理を作っていたので
まな板は小さく、調理台も狭く
すぐわきの洗濯機の上も調理台になっていた。
狭い台所では一度にたくさんの材料を加工できなかったので
少しずつ切ってはどけて、切ってはどけて…
やたらと時間がかかったのはそれでだったのだ。

作業空間の質は作業内容に大きくかかわる。

ちなみに
苦労して作ったカレーは非常に旨かった。


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