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おばあちゃんの愛が濃すぎて

コミュニケーション

幸いにも我が家の場合は
何をどれだけ頂いてもおいしく消費してきたのだが

昔々のあるとき、近所の奥さんが半泣き顔で訪ねてきた。
「ギョウジャニンニク食べますか?」
「田舎からたくさん送ってきて、食べ切れないんです」
「食べるの、手伝っていただけないでしょうか」
「段ボール箱一つ(!)送ってきたんです」
「おばあちゃんが、ギョウジャニンニク好きでしょって」
「ちょっとでいいからねって何度も言ったのに」
「段ボール一つにぎっしり送ってきたんです」
「ジンギスカンやってできるだけ食べたんですけど」
「とっても全部は無理で…」
あー、ナンか、とってもワカル、そのおばあちゃん。
「せっかく送るんだから、いっぺー送っちゃれ♪」
「ほれほれほれ~ ♪」
ニコニコと愛情込めて「贈って」くれたのだろう。
だけどね
ギョウジャニンニクは、少量食べて春を味わうものであって、ですよ。
食べ過ぎると色々大変だし。
「そうだ、お醤油に漬けて瓶詰にしたら?」
「去年のがまだ残ってるんです。。。」
ひー
一生懸命にご近所に声をかけたっけ。

いくら説明しても
いくら言葉を尽くしても
通じない人はいて。
善意でやってくれるから
ホントに
ねえ。


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