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パスカルの原理

勉強

中学2年の理科でパスカルの原理を習った。

★パスカルの原理
密閉した容器の中で静止している流体の1点の圧力を
ある大きさだけ増すと、流体内のすべての点の圧力は同じだけ増す。
                  (岩波理化学辞典 第3版増補版)
これは油圧ポンプなどに応用されていて
理科で習った原理で一番好きだったと思う。

平たく言えばホースの両側にピストンを付けて
片方を1キロの力で押すと
もう片方が1キロの力で押し上げられる
だから、両側に1キロの重りを乗せると釣り合う。
とまあここまでは当たり前だと思える。

面白いのは二つの切り口の面積が違う場合。
二つの切り口の面積が違うと面積に比例して伝わる力が違ってくるのだ。
片方の面積がもう片方の10倍あったら
小さな面積の方に1キロの重りを載せると
10倍の面積の方には10キロの重りを載せて釣り合うのだ。

だって、1点の圧力を増すとすべての点の圧力が同じだけ増すから。
それがホースだと
切り口の面積が同じなので同じ重さの重りで釣り合うのだ。

普通のホースの両側に重りを乗せることを考えると
釣り合うのが当たり前と思えるのに
同じ理屈で、違う面積だと伝わる力が違うということが
何とも当たり前の向こうに不思議があるような気がしたのだ。

さらにまるで「てこ」のように

小さな力で重いものを持ち上げることができるということで
ますます面白くて魅力的でわくわくしたのだ。
この魅力にひかれて何度も何度も練習問題を面白がって解いて
この計算は絶対できる・間違えないという自信となった。

この現象が持つ魅力を他の事でも感じられれば
ほいほい自分から勉強してしまうと思う。
だって、面白いから。

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