見出し画像

飛散防止シート

実用

防災というと非常用リュックを背負って避難所に、と思いがちだが
現実的に考えてみると家から避難するまでもなく
とりあえず自宅で籠城する場合もあると思う。
自宅なら電気や水道が止まっても
布団もあるし・なじんだ場所だし・近所も知ってるし
避難所に逃げるのは「最終手段」ということで
最終のちょっと手前を考えてみたい。

水や食料、電池やラジオ、懐中電灯などは普通に用意してあると思うが
(用意してあるよね)(ね)(ねっ!)
まずやるべきは家具の固定。
地震や洪水で家具が動き出さないようにしておく。

それと
ガラスには飛散防止フィルムを貼っておく。
これだけで相当に被害は軽くなって家から出ないで済むかもしれない。
というワケで・わが家では
食器棚やサイドボードのガラスに飛散防止シートを貼っている。
今ドキのこういったガラス戸は割れにくいアクリル板が多いとは思うが。
ちなみに
飛散防止シートはあくまでも破片を飛び散りにくくするもので
ガラスを割れなくするのではない。
しかし、ガラスが割れた後の片付けを想像すると
破片が飛び散らずにシートでくっついているというのは有難い。
ウチには足元がおぼつかない高齢者がいるし(あ、家族全員高齢者だった)
元気が有り余っている孫も来るので
ガラス戸に突っ込む「事故」も想定していてだな(汗
では、貼っていくぞい。
貼るシートの方は買ってあったので(自分、エライ
一番危険度が高いと思われる
居間の古いサイドボードの大きなガラス戸にチャレンジしたのでござる。
シートは昔、貼ったことあるし~♪
と思ったら、昔貼ったガラス戸よりずいぶんと大きかったので
一人では大きく切ったシートを扱いきれずに二人がかりで作業した。
こういう作業はできるだけ複数人でやるべきですな。
さてそこで
最初に貼ったモノ

お気づきだろうか…(六角精児の声で
最初のには大きな空気の泡が入ってしまって
焦ってヘラで空気を追い出そうとしたが・かえって汚くなってしまった。
これは、シートの説明書にあった
貼るときには「台所用洗剤をほんの少し混ぜた水溶液をたっぷりかける」
の、「たっぷり」の程度が判らず要するに足りなかったのだ。
その上、もたもたしているうちに乾いてしまったのもあった、かなかな?
そこで2枚目はホントに「たっぷり」と洗剤液をかけてみたら

なるほど、シートがいい具合に「浮いて」気泡は少なく
あってもあっさりと追い出せたのですな。

シートを貼るときには
ガラス面に洗剤液を「たっぷり」「びしゃびしゃ」にかけるべし

「たっぷり」「びしゃびしゃ」にかけるから
ガラスの下には新聞紙を5、6枚重ねて敷いておこう。
余計な水も吸ってくれるし。
さて
何枚も貼って行くうちに段々と要領がわかってきて
さらに、貼りやすいように「作業台」も工夫できた。
洗剤液をガラス面に「たっぷり」「びしゃびしゃ」にかけるので
シートを貼るガラスの下に新聞紙を何枚も敷いておくのだが
新聞紙に切り落としたシートの接着面がくっついてしまうのですな。
それと、ガラスと新聞紙との高さがあまり違わないので
カッターで新聞紙ごと下の台まで切らないように気を付けなくてはならず
どうにも作業がやりにくくて困るので
考えて、思いついて、こうやってみた。

新聞紙の上に保冷箱のフタを載せて

その上にガラスを置いたのだ。
こうすると
ガラスの縁が台から浮くのでカッターを使いやすいし
切り取った余分なシートも取り除きやすい。
結果、手慣れてきたのもあって最後のが一番きれいにできたのである。
まるで海苔巻きを作ると最後の1本で成功するみたいな?
いやいやいやいや
最初の1枚こそ「ちょっとなー」という出来だったが
次からはみなそれなりに成功したと思っている。
これで地震が起きても孫が突っ込んでも自分たちがよろけても
多分、大事にはナラナイと思う。
(どうかフラグになりませんように)

教訓

今々じゃなくても何かをしようと思ったら
必要なモノを買えるときに買っておこう
思い立った時に・時間ができたときにすぐに取り掛かれるから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?