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ホットケーキ修行

私の自由研究
子育ての風景

今時はパンケーキと言うのですってね。
でも、自分が子どもの頃はホットケーキと呼ぶのが普通だった。
初めて自分でホットケーキを焼いたのはいつだっただろう。

最初の記憶は
アニキたちにホットケーキの作り方をきかれたことだった。
「なあ、小麦粉と水を混ぜて焼くんだろ?」
そーだと思うけど…
「お前、ちょっと、聞いてこいや」
私はタタター、と台所へ走っていって
「ホットケーキって、小麦粉と水、混ぜるの?」
母と姉がいて、ほかに混ぜるモノを教えてくれた。
それを聞いてまたタタター、とアニキたちの部屋に戻って報告。
すると「どんぶり」で小麦粉と水をませていたアニキたちは
他に混ぜるモノを私に台所へ取りに行かせる。
私の報告はうろ覚えだしアニキたちも順序なんてわからないから
小さな私はアニキの部屋と台所を行ったり来たり
要するに「パシリ」をやっていたわけだ。
さて、アニキたちの部屋の小さなストーブに
鍋焼きうどん用のアルミナベを乗せて
どんぶりからタネを流し込んで焼き始めると
表面にぷつぷつと穴があいてきて、さて、ひっくり返そうとすると
ナベにくっついてはがれない。
結局こげついてしまった。
薄いアルミのナベで熱の当たりが強かったのと
まあ要するに油を引いていなかったのだ。
そのホットケーキを食べたかどうかの記憶はない。

その後、姉が焼くホットケーキミックスでは飽き足らず
小麦粉に重曹だの卵だの牛乳だの砂糖だの塩だの混ぜて
色々に焼いてみることになるのだが
あの、初めてのホットケーキの記憶が
おかしくて懐かしい。

ちなみに
自分的ベストの作り方は、何を混ぜるかというよりも
粉2:水分1(牛乳とか卵とか) という割合の方で
この「さっくり」とした食感が好きですう。
※追記
この粉と水分の割合は「重量」ではなく「体積」です!
重量だとほぼ半々になります。
スミマセン!


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