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雪の下の足跡

冬のある日
少し積もった雪を除けておこうと
玄関前をスコップでザーッと掻きとると

アラ面白い♪
雪の下から足跡が♪
これは自分のと・新聞配達の人のだな。
新聞配達の人が来てからも雪が降っていたので
私が除雪に出た時には、新聞配達の人の足跡は雪の下になっていたのだが
まるで鑑識の人がルミノール液を噴霧したときのように(サスペンスだw)
今まで見えなかった足跡が現れる。
足で踏んだところの雪が踏み固められているので
軽くスコップでこすっても取れなくて・そこに残るのだ。

一方でこちらは歩道の上の足跡。

雪を除けた所と・除けていない所と。
まるで白黒写真の反転画像のような。面白い♪

これは、地面が露出したところに雪が積もる
冬の始めと春の初めでないとなかなか見られない現象だ。
雪は色々なモノを見せてくれる。

さてそこで
春、雪解けが進んだ公園の路ではこんな雪の残り方をしているものだ。

人が歩いて踏み固めたところが残っているのだ。
人が踏むことなく放っておかれたところはもう雪が消えているのに。
冬の間あちこち見ていると
広い駐車場などで除雪して積み上げた雪は
除雪せずに放っておいた場所の雪が融けても
ずっと後まで融け残っている。
積もったままの雪の方が太陽光や空気に触れる表面積が大きいからだろう。
実際、玄関前のわずかな雪でもせっせと除雪して積んでおくと
積んだ雪が長く残ってしまうことがある。
経験上2センチくらいまでなら除雪しない方が早く融ける。

これは
場合によっては下手にいじくり回さない方がいい
というハナシに似ている。

良かれと思って一生懸命に何かに関わって
かえって悪くしてしまうような。
時には放っておいた方がいいことはあって
問題は「時に」というのが
どういう「時に」なのかを見極めることだろう。
どちらにしても
よく見て考えることが必要なのは間違いない。

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