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事故はこうして起きた!

実用

以前、知り合いの職人さんが電動ノコで大けがをした。
作業で電動ノコを使った後
いつもはすぐにコンセントを抜いておくのに
たまたま、その日は抜かずに・つながった状態で棚に置いたところ
たまたま、その日は見学者があって
たまたま、その見学者が棚にぶつかって、ノコが落ちかけたので
とっさに手で押さえたら
たまたま、スイッチに触ってしまってノコの刃がギューン、と。
いつもは使わないとき必ず刃にカバーを付けておくのに
たまたま、カバーを付けていなくて
それで指が・・・落ちなくてよかった、と。
骨折で済んだとは言うものの
精神的にも相当のダメージを受けてしまっていた。
聞いているこちらも、お尻がぞわぞわしていた。

事故のあったその日
いつも通りにやっていたなら、事故にはならなかった。
その日、たまたまやらないでしまったこと
「使っていないときはコンセントを抜く」
「使っていないときは刃にカバーを付ける」
どちらか一つでもやっていたなら
大けがをすることはなかった。

事故は、こうして起きるのだ。

そして
「こうして起きる」が分かれば「こうしなければ起きない」
というワケで
自分が家の中でやっている小さな危険回避について挙げてみる。

★電気製品は使い終わったら即コンセントを抜く。
アイロンでもスピードカッターでも掃除機でも。
石油ストーブも使う季節が終わったらコンセントを抜いておく。
子どもが触っても蹴飛ばしてもスイッチは入るのだから。
ある夏、近所でこれでボヤ騒ぎがあった。

★包丁を置くときには必ずいちいちまな板の向こうに置く。
まな板の上に置いたりしたらちょっとしたことで包丁がくるりと回ったり
そのまま滑って落ちたりする。
包丁を足に落として動脈に当たり、亡くなった人がいましてな…。

★ドライバーでも釘でもネジでもカッターでもハサミでもホチキスでも
使う時には床に直接置かない。
必ず一段高いところへ置く。
できれば浅い箱やトレーなどに入れておく。
作業中うっかり踏んづけたりけったりしたらケガに直結するし
片付けるときにうっかり見落としてもケガに直結する。

★イスを踏み台にするとき背もたれを自分の後ろにしない。
バランスを崩して飛び降りようとするとき引っかかって危ない。
私は背もたれを正面にする。

いずれも小さなことだが・小さなことに気を付けるだけで
事故を相当に防げると思っている。

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