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パイナップルの種

私の自由研究

姑がパイナップルにハマった ♪
お盆に親戚が丸ごとのパイナップルをお土産に持ってきてくれて
それを食べたらおいしくて・しかも
丸ごと1個の方がカットパインより割安で・さらに
1個食べきるまでに家族で4日くらいかかるので
要するに4日間はパイナップル祭りとなるのである。
もちろん、惜しみつつ食べている。
さてそこで
先日姑が買ってきた丸ごとパインを切り分けていたらば

おやあ?
これは種ではないの?

よく見ると他にもあちこちに

花の跡のすぐ下にあるよ

すると・やっぱり・種ではないの?
調べてみると
パイナップルは自家不和合性植物とな ♪
キター!
お前もか ♪

パイナップルの原産地は現在のブラジルあたり。
大航海時代に「発見」された作物の一つで
そのときすでに現地で広く栽培されていて種が無かったらしい。
ではどうやって栽培するのかと言うと
「挿し木」ならぬ「差し芽」なのですな。

この「芽」には
「冠芽(かんが)」「裔芽(えいが)」「吸芽(きゅうが)」
の3種類があって

「冠芽」(かんが)は果実頂部に発生する・要するに
パインの頭に生えている固い葉の部分でクラウンとも呼ばれてますな。
「裔芽」(えいが)は果実首部(果実の根元)に発生するもので
「吸芽」(きゅうが)は主茎上に発生するもので
実が成って・乗っかっている部分から生えてくる

我々消費者の手に入るのは果実とその上の葉・クラウンなので
ネットで検索すると「クラウンを外して植えてみた」
的な記事がいくつも出てくるが
今回なぜか種をゲットしてしまったので

種でーす

はい、植えてみるよ ♪
さてそこで
種ですよ。
自家不和合性なのにどうして種が?
これはヒルガオのように何らかの生存を脅かすような強いストレス
というよりは近隣の他の品種のパインの花粉を受粉したらしい。
単一品種で広く栽培されていない、ということか。
というワケで
遠くフィリピンのパイナップル畑を想像しているのでござる。


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