見出し画像

天才の大安売り

勉強

小説やドラマで
“天才科学者”や“天才物理学者”や“天才数学者”が活躍するジャンルがあるけど
あれって筋書きの必要性で言うと別に天才じゃなくてもいいのじゃないか。
以前、〇山雅治主演の「〇リレオ」を見たときに
いきなり数式を書き出して事件を解決なんて
あまりといえばあまりに馬鹿馬鹿しくて
いやいやいやいや、そこは笑うとこでってコトですよね。
(理論物理学者は白衣着てないしごにょごにょ)
えー、そこで
大抵のドラマでは
科学者だとか物理学者だとか数学者だとかを登場させるのは
ドラマ進行上その人たちの知識というよりも
論理的な考え方を使いたいように見えるのだが
論理的な考え方ってそんなにも普通じゃなくて“天才的”なものなのか?
その知識にしたって天才じゃなくても知ってる普通の専門知識に思える。
理系の大学生でよくなくね?
私は佐々木譲など警察小説が好きで読んでいるが
それはおそらく証拠品や証言や関係者の過去を調べ上げて
コツコツと積み上げて・考えていくプロセスがものすごく好きだから。
で、警察小説とドラマの違いはその密度と分量なので
ドラマでは論理性を“手っ取り早く”見せるために
“天才”という属性を使ってインパクトを強めるのでは。
むしろ天才だから常人にはわからない論理の飛躍で犯人が分かるとか。
とはいえ
やっぱり
論理性をそこまで“高い”“遠い”ものと描くことにモニョるのだ。
「論理性」と言ったらナニやら難しいけど
だってこれ
「理にかなった」とか
「筋の通った」
なんだからさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?