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天然ロープ

ある日歩いていると木立の中にロープが見えた。

あ、何か支えるとか留めてるのかな?と

その「何か」を目で探したがその「何か」は特に無く

その「ロープ」はコクワ(?)のツルだと気づいた。
いやあー、綺麗に撚れているものだ、と驚いた。
眺めているうちにふと
人間が縄をなったり糸を撚ったりしたのは
このツル植物のマネをしたのではないか、と思った。
1本では弱くても2本で撚り合わせれば強くなるし
ねじれやクセが相殺されてよりまっすぐになり
1本の太いツルよりもしなやかなのだ。
(糸紡ぎをちょとやったことがある)
今でも野山にはコクワの他にもヤマブドウやフジ、クズ、アケビなどが…
あ、ツタウルシもツル植物だった(汗
温かく適当に雨が降る日本の土地で縄文文化が栄えたのも
このツル植物のおかげだったかもしれない。

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