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地理学の試験でAを取った思ひ出

子育ての風景
勉強

大学の教養課程で取った地理学の試験問題が
鉄道と車の違いを述べよ、的な?感じで
B4の解答用紙を前にしばし考えて・考えをまとめて書き始め
書いていくうちに色々なコトが思い浮かんであれもこれも書き連ね
どんどん面白くなって裏まで書いて試験終了 ♪
要するに、鉄道は決まった路線を使って大量に輸送出来るのが利点で
車は縦横に走る道路を使って少量を細かく輸送できるのが利点である
というのが大まかな内容だった。
そうか、物流について考えよ、だったのだな。
で、何年もたってから思い出したのが

車輪が接触するのはレールの上だけなので傷むのはレールの上だけである
それに対して車は道路上を自由に走るので
縦横にめぐらされた道路すべてを維持管理しなくてはならない
よって鉄道は車に比べて維持管理が楽である

といったことを書いてしまっていたのだ(大汗
ほらねー?「あふぉ」でしょうw
それでも当時はA評価がもらえたので書いた内容を評価してもらった
と、無邪気に思っていたのですな。
さてそこで
どうして先生はこんな「あふぉ」な学生にA評価をつけてくれたのだろか。
今思うに
面白い事が思い浮かぶままに一生懸命に書き込んだ解答用紙を見て
この学生は地理学が面白いと思っている、と判断したからではないか。
面白いと思えばますます勉強をして地理やその周辺の学問の理解が進み
理解が進めば早晩間違いにも気づくのだから「ささいな」間違いなど問題ではない
そういうことだったのではと思うのだ。
先生の判断通り、私は色々なコトを面白がり興味を広げていくうちに
試験に書いたこととはまた別に鉄道輸送の知識も自然に増えたわけだが
こういう懐の深い先生という存在はまことに有難い
文字通りに「有難い」と思う。


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