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しぼむアサガオしぼまないヒルガオ

アサガオの最初の花が咲いた ♪
咲いたけど

くしゅん

午前8時の段階で朝日に負けてくしゅんとしているので

開いてみた

ちょと「助けて」みたがすでによわよわである。
一方で
ヒルガオは日中しっかり咲いている

びしっ ♪


びしびしっ ♪

ひる顔や 真昼中を さきにけり  正岡子規

さてそこで
3年前の夏にアサガオの咲き方を観察した時のことを。

朝7時15分。

朝顔が咲いている

その30分後には

しぼんできた

朝顔は直射日光が当たるとすぐにしぼんでしまう。
だから早起きしないと見られないワケだ。
それでも
みんなしぼんでしまったかと思ったら

日陰で咲いていたのはまだ大丈夫

日陰に咲くのも悪くないのだね。
さてそこで
昼顔、ですよ。
昼でも咲いているから昼顔でしょ?
で、ナンで
朝顔は直射日光が当たるとしぼむのに
昼顔はギンギンの日差しの中でもしぼまないワケ?
やっと見つけたこのサイトによると

花弁の厚さが関係しているようだ。
朝顔の花弁は薄いので、水分が蒸発しやすいことでしぼみやすいのだと。
確かに朝顔の花弁は風に吹かれるとはかなげにゆらめいていて
ずいぶん薄いように見える。
というワケで
昼顔は朝顔よりも花弁が厚くて保水力があるから
昼でも咲いていられる、ということなのでは。
根から吸い上げた水分量よりも蒸発する方が多ければしぼむものだが
朝顔の場合は花弁が薄いのでそもそもの保水量が少ないのだ。
貯金が少ないとちょっとの支出で残額が0になるようなものですな。
そういうワケで
朝顔でも曇りの日や雨の日には夕方まで開いているし
夏を過ぎて秋になって
気温が低くなってくると晴れていてもしぼみにくくなるのだと。
秋を前に朝顔から目が離せませんな ♪

そういえば
他の花、バラでも桜でもタンポポでもチューリップでも
普通に・白昼堂々・咲いているじゃあーりませんか ♪
朝顔が “ 普通じゃない ” だけか!
ちなみに
昼顔が雑草扱いなのは繁殖力が旺盛だから
だけじゃなくて
朝顔みたいな “ はかなさ ” がないからじゃあるまいか。
白昼堂々と咲き続けている態度が厚かましいとか?
要するにあまりにも普通に咲いているとか?
そう楽には見られない・見続けられないのが朝顔の人気の秘密なのかも。
四文字熟語なら「美人薄命」
ひらがなだったら「ちょっとだけよ ♪」
それでもやはり
ヒルガオの「厚かましさ」に比べてひ弱さを感じることは否めませんな。
ヒルガオは花弁が厚いから…だから「厚かましい」って言うのか。
「面の皮が厚い」などとも言うし、厚さはパワーでござる。
そこで正岡子規をもう一句。

昼顔の 花に皺見る あつさかな 

花弁が厚くて暑さに強い昼顔でも花に皺が寄るほどに暑いのか、という
厚さが暑さに負けたってよ!という句でござる。
暑い地方の皆様、どうぞお身体大切に。

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